鈴鹿アンリミテッドFC 開幕直前対談 柿本健太×フェレイラ・パブロ・ヤン

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東海社会人サッカーリーグ1部の2016年シーズンが、5月8日に開幕する。昨シーズン、リーグ連覇を逃した鈴鹿アンリミテッドFC(旧・FC鈴鹿ランポーレ)は、覇権奪還とその先のJFL(日本フットボールリーグ)昇格を目指す勝負のシーズンを迎える。昨シーズンはレンタル移籍で加わっていた柿本健太とフェレイラ・パブロ・ヤンの2人は、今シーズンから完全移籍でチームに加わり、ともにJFL昇格を目指すことを決断。同じ寮で生活する2人に、地域リーグ残留を決めた理由や開幕への意気込みを聞いた。

去年とは雰囲気が全然違う

■昨シーズン、ともにレンタル移籍で鈴鹿に加わり、今シーズンからは完全移籍でプレーするわけですが、完全移籍を決断した理由を教えてください。
柿本「シーズンオフにJリーグのトライアウトに参加していましたが、小澤(宏一)監督から『来年こそはJFLに行きたい。力を貸してほしい』という気持ちを伝えてもらいました。自分自身、昨シーズンは悔しい思いをしていたので、鈴鹿でまたプレーして、JFLにみんなで行きたいと思ったのが理由ですね。あとは、(小澤)司くんがチームに残ったのも大きかったです。それもひとつの理由かもしれません」
パブロ「僕もトライアウトに行きましたけど、行く前に小澤監督から話はもらっていて、残ってくれた選手も多かったので、決断しました。また、ここは家族が近くに住んでいることもあり、生活面を考えても良かったと思います。去年はあまり活躍できずに悔しかったので、今年はぜひ活躍したいですね」

■昨シーズン、チームはリーグ連覇を逃し、地域決勝(JFL昇格を決める大会)に進むことができませんでした。昨シーズンを振り返っていかがですか?
パブロ「DFが何人か怪我をしていて、チームの状況や雰囲気もあまり良くなかったです。先に1点取られるとガクッと落ちてしまう感じがしていましたが、今年はやられても逆転したり、あまり下を向くようなことがありません。シーズン中は負けることもあるかもしれませんが、昨シーズンとは違って前を向いていきたいですね」
柿本「本当に悔しいシーズンでした。僕は夏からの途中加入でしたが、コンディションも思うように上がらず、結果もあまり出せず、個人的にも悔しいシーズンでした。結果は出せなくても、チームの雰囲気を変えるとか、そういう役割もできなかったので、今年は中堅と呼ばれる年齢になってきたこともあり、そういう部分も自分の役割のひとつになっていると思うので、色々な部分でチームに貢献していきたいと思います」

■今シーズン、新戦力も加わりましたが、チームの状態、また雰囲気はいかがですか?
パブロ「楽しいッス!(笑)」
柿本「雰囲気は良いよね」
パブロ「本当に毎日が楽しいんですよ。ミスをしても、次頑張れって声をかけてくれるし、もちろんミスをしないようにするのは当たり前ですが、ミスしてしまったときに盛り上げてくれる人がいるのは助かりますね」
柿本「俺とかね」
パブロ「そう、カキさんとか(笑)。プレーに対する注意はありますけど、声かけ合って前に進んでいるので、楽しいです」
柿本「雰囲気は本当に良いと思います。新しく入った選手も良い選手ばかりなので、今年は期待できると感じています」

■鈴鹿に加入した当時と今とで、チームの印象、また三重県鈴鹿市の印象が変わったところはありますか?
パブロ「去年に比べて、みんな明るくなった感じがします。雰囲気に関しては全然違うと思います」
柿本「正直、夏に加わったとき、すごい雰囲気だったもんね」
パブロ「チームとして結果もあまり良くなくて、あの頃が一番、キツかったからね」
柿本「それに比べれば、今はすごく良い雰囲気だと思います」
パブロ「鈴鹿の印象については、よく『何もないところ』と言われますけど、何でもあります。色々なところに行っています。ブラジルのスーパーが4つもあるし、ブラジル人にとってはすごく住みやすいです。海も近いし、釣りもいけますしね」
柿本「焼肉おいしいしね。一昨日も行っちゃった(笑)」
パブロ「そういうのいらないッス(笑)。あとは、去年からファンが増えたイメージがありますね。それは練習試合とかでも感じます」
柿本「『鈴鹿さくら祭り』でのビラ配りとか渋谷(亮)がめっちゃ頑張ったからね。そういう地道な活動の成果かもしれない」

意識を高く持って絶対にJFLへ

■お互いの第一印象と、現在の印象、関係性について教えてください。
柿本「ゴツイ。ブラジル人」
パブロ「デカイ。日本人じゃないみたい」
柿本「お前に言われたくないわ!(笑)」
パブロ「いや、見たことないタイプがいるなって。人間っていくつかパターンがあるけど、初めての人だなって(笑)。今は、明るいってイメージですね」
柿本「お前も明るいよ」
パブロ「俺も明るいけど、カキさんも明るい。見た目はそんな風には見えないけど、明るいですね。寮が一緒で同部屋だったので、仲良くしてもらっていますが、自分のいびきがすごすぎて、違う部屋に移りました。今は病気になったとき用の部屋で寝ています」
柿本「ゴジラだからね。いびきが。ただそういうのを含めて、楽しくやれていると思います」

■お互いをどのようなプレーヤーだと思いますか?
パブロ「カキさんはヘディングが強くて、セットプレーで頼りになります。また足下もうまくて、身体も強いので何でもできます」
柿本「パブロは良くも悪くも何かをしでかす男ですよね。悪いときはとにかく悪いままで、良いときはどんどんノッていって止められない」
パブロ「今年はノッてますよ。楽しいから」
柿本「そういう良い部分を、僕らがうまく活かすようなプレーができれば、まだ若いですし、どんどん良いプレーヤーになっていくと思います」
パブロ「宜しくお願いします(笑)」

■今シーズン、自分の、またチームの「ここを観てほしい」というところはありますか?
パブロ「去年はFWでしたが、今年はサイドでのプレーが多くなって、サイドでの突破とか、中にも入っていけるところを観てほしいですね。あとはサイドですけどゴールを狙いにいきたいので、どんどんゴールを決めたいと思います」
柿本「僕もゴールという結果を出さなければいけないと思っていますし、司くんはもちろん、ホリ(堀河俊大)くんとか、野口(遼太)くんとか、パスを出せる選手が入ってきてくれたので、自分のストロングポイントを活かせると思います。また、自分のもうひとつの長所として、気持ちが強い部分があると思っているので、そこをチームにうまく伝えて、良い意味でチームを巻き込んで、意識を高く持てるようにしていけたらと思います」

■今シーズンの目標をお願いします。
パブロ「今年は絶対にみんなでJFLに行きたいと思っています。個人的には、1試合1点くらい決めたいと思っています」
柿本「まずはゴールという結果で貢献して、東海リーグで優勝して、地域決勝にいけるように、1試合1試合しっかり戦いたいと思います」

■最後に、ファンへのメッセージをお願いします。
パブロ「チーム名も変わりましたが、今年は去年までとは違うと思います。僕もピッチで暴れますので、応援してください」
柿本「まずは開幕戦で勝利することによって、もっと地域を盛り上げていきたいし、お客さんが少しでも増えるように良いサッカーをして、友達を誘って観に来てくれたら嬉しいです。頑張ります」

プロフィール

kakimoto

柿本健太
Kenta Kakimoto
1990年10月19日生まれ
福岡県出身 183cm/78kg
[経歴]
九州国際大学付属高校
九州共立大学
ギラヴァンツ北九州
ブラウブリッツ秋田

pablo フェレイラ・パブロ・ヤン
Ferreira Pablo Yan
1994年8月30日生まれ
ブラジル出身 175cm/75kg
[経歴]
秀岳館高校
ヴォルカ鹿児島
ロアッソ熊本

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