ラグビー日本代表特集 Interview 堀江翔太「観ていて楽しいラグビーをしたい」

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6月、ラグビーの強豪国、スコットランドが日本にやってくる。南アフリカに歴史的な勝利を収めた昨年のラグビーワールドカップ2015イングランド大会で、日本が唯一敗れた相手だ。結局、このスコットランド戦の敗戦が響き、日本は決勝トーナメントに進むことができなかった。過去9戦してわずか1勝と相性の悪い因縁の対決を前に、国内最強のパナソニック ワイルドナイツとスーパーラグビーのヒト・コミュニケーションズ サンウルブズで主将を務める堀江翔太が意気込みを語った。(取材日:5月3日)

もっと知られたいという気持ちがあった

■昨年のW杯を経験して、ご自身の中で変化は感じましたか?
「以前はラグビーなんてほとんど知られていませんでした。それが急に認知度が上がって、昨日もテレビをつけたらラグビーがやっていたり、みなさんにとってより身近なスポーツになったと感じています。僕たち選手としても、ああいった(南ア戦での)勝利というのは自信になりますし、ブームになってお客さんがたくさん入ってくれることもモチベーションになりますから。ただ、あの大会によって、僕自身の中で何かが変わったということはありません。W杯に向けて、成長しなければ結果が出ないことはわかっていましたし、とにかく日々の練習、そして試合を通じて成長するということを考えてやってきました。それは今でも変わっていません」

■世界と互角に渡り合えた、日本の強さの源とはなんでしょうか。
「僕自身も日本人として、海外のラグビーにも挑戦しましたし、世界の壁みたいなものは肌で感じていました。それでも、相手は同じラグビー選手ですし、僕らは世界一激しいトレーニングを積んできたという自負がありました。また、これだけ激しいことをしていても、日本ではあまりラグビーが知られていない。大きな舞台で勝つことで、もっと日本の皆さんに知られたいという気持ちがありました。そのモチベーションが選手全員にあったのは大きかったと思います」

■W杯の経験は、昨シーズンのトップリーグに生かされましたか?
「技術だったりフィジカルだったり、勝敗を分けるポイントはいくつもありますが、最後はメンタルなんだなというのは感じました。どれだけスキルが優れていて、素晴らしい能力を持っていても、根本的にはメンタルの強さがなければチームとしてまとまりません。試合でも激しくいけなかったり、拾えなかったり。メンタルの大切さを、パナソニックに帰ったときに感じましたね。それまでの4年間、特に最後の1年間は本当にラグビー漬けの毎日で、それが終わってしまい、モチベーションの維持が難しかったです。もちろん、試合に臨むからには、目の前の相手に勝ちたいという気持ちはありますが、頭では分かっていても身体が…という状態でした。でも日本代表とパナソニックでモチベーションや臨む姿勢を変えるということはしたくなかったですし、同じテンションでやりたいと思い、難しかったですがパナソニックでも目標(2冠)を達成できました」

■サンウルブズのオファーが来たとき、悩みましたか?
「身体の調子だったり、色々なことをフラットに考えて、やはり初めてスーパーラグビーに挑戦した人間として、その経験を伝えたり、初めてスーパーラグビーに臨む選手にしてやれることは絶対にあると感じました。あとはメンバーが揃わなければ、サンウルブズ自体がなくなる可能性があり、僕が入ればやりたいですと言ってくれる選手も何人かいてくれたことも理由の一つです。人が足りなくてサンウルブズがなくなってしまうのは何か違うと感じました」

■パナソニックでも、サンウルブズでもキャプテンを務めていますが、理想のキャプテン像はありますか?
「理想はないですね。人のやっていることは参考にせず、周りのみんなの力を貸してもらいながら、自分にできることだけをやっています」

少しでも長く現役生活を

■ご自身の、ラガーマンとしての武器を教えてください。
「フッカーですけど、フッカーらしからぬプレーができるところでしょうか。基本はフッカーとしての力強い動きをしなければいけませんが、しなやかな動きだったり、テクニカルな部分を観てもらいたいです。また、スタンドオフくらいラグビーを理解していて、戦略を理解できていることも特長だと思っています」

■6月、因縁のスコットランド戦が2試合行われます。試合のポイントはどこになりますか?
「試合するなら絶対に勝ちに行きたいという気持ちはあります。この前のW杯でも勝てなかった相手だし、その前も勝てそうで勝てませんでした。環境はどうであれ、勝ちたいという気持ちを前面に押し出したいですね。ポイントは、フォワード戦でどれだけ優位に立てるかだと思っています。相手よりどれだけ動き回ることができるか。向こうは身体も大きくて能力もあるので簡単ではないですが、そこで戦えなければ勝つことは難しくなってしまいます」

■堀江さんがラグビーを通じて伝えたいことは何ですか?
「大きい相手に立ち向かっていく姿を観て、勇気や希望を感じてもらえたら嬉しいですね。単純に、観ていて楽しいラグビーをしたいので、それを感じてもらえたら嬉しいです」
■今現在、掲げている目標はありますか?
「常にある目標は、目の前の試合に勝つこと。大きな目標としては、現役生活を少しでも長くしたい。40 ~ 45歳くらいまではラグビーを続けたいですね」

プロフィール

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堀江 翔太 Shota Horie
生年月日:1986年1月21日
出身地:大阪府
身長/体重:180cm/104kg
出身校:帝京大学所属:パナソニック ワイルドナイツヒト・コミュニケーションズ
サンウルブズ :HO(フッカー)

ripoDcup因縁の対決!あの感動と興奮が再び!

japan日本対スコットランド
6月18日(土) 愛知・豊田スタジアム 19:20K.O.
6月25日(土) 東京・味の素スタジアム 19:20K.O.

来場特典

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世界屈指のラグビー強豪国スコットランドは、昨年のラグビーW杯で日本が唯一敗れた相手。通算成績も1勝8敗と圧倒的に負け越しており、相性が良いとはいえない。W杯前に行われた強化試合でも惜敗した日本だが、サンウルブズのスーパーラグビー参戦などを経て、W杯から自分たちがどれだけ成長したかを測るには絶好の相手ともいえる。南アフリカに勝利したことで、どんな強敵を相手にしても勝てないことはないということが証明された。まさに今がリベンジの時。W杯の感動と興奮をもう一度、日本で味わおう。

会場へ行けない人は…

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※無くなり次第配布終了です
肉体疲労時の栄養補給、滋養強壮に

チケット情報

チケット購入はインターネット販売(チケットラグビーほか)、
店舗販売(コンビニエンスストアなど)、電話予約(チケットぴあほか)で受付中!
□前売:自由席一般¥3,000~、高校生まで¥1,000 □当日:自由席一般¥3,500~、高校生まで¥1,500

お問い合わせ

公益財団法人 日本ラグビーフットボール協会
https://www.rugby-japan.jp

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