UEFA EURO 2016 report03 グループリーグを総括

Switzerland v France - Group A: UEFA Euro 2016

サッカーの欧州一を決める大会『UEFA EURO 2016』が開幕した。欧州各地で行われた予選を勝ち抜いた強豪国のみが出場するEUROはW杯に匹敵する盛り上がりを見せ、平均的な試合のレベルに関してはW杯をしのぐといわれる。出場国が24カ国に増えた今大会はフランスで開催され、厳重なテロへの警戒態勢が敷かれた中、国の威信を懸けた熱い試合が繰り広げられている。

最終節に波乱続出!“死の山”が誕生へ

現地時間22日に行われた試合をもって、グループリーグすべての試合が終了。決勝トーナメントに進出する16チームが出揃った。

開催国フランス、W杯王者ドイツはグループリーグ無敗で首位通過を決め、イタリアは今大会初失点&初黒星を喫したものの、すでに2試合を終えた時点で首位通過を決めていた。

優勝候補とされる国が順当に首位通過を果たす一方、最終節での劇的な順位の逆転も起こった。最初に波乱が起こったのはグループB。イングランドが最終節でスロバキアと引き分けたため、ロシアに快勝したウェールズが首位、イングランドは2位通過となった。

グループEでは、3連覇を目指すスペインがクロアチア相手に1-2と逆転負け。この結果、2位通過となったスペインは決勝トーナメント1回戦で好調イタリアとの対戦が決まり、前回大会の決勝カードが早くも実現することとなった。

イングランドとスペインが首位通過を逃したことにより、トーナメントの片方の山にドイツ、スペイン、イタリア、イングランド、フランスと優勝候補がズラリと並ぶ“死の山”が誕生。事実上の決勝戦と呼ばれるような試合がいくつも組まれることになりそうだ。

EURO

初出場5カ国のうち4カ国が16強へ

今大会の特長として、小国の躍進が挙げられる。出場枠の拡大によって、今まで国際舞台とは縁のなかった国々が本大会で躍動。初出場5カ国(アイスランド、スロバキア、北アイルランド、アルバニア、ウェールズ)のうち、アルバニアを除く4カ国が決勝トーナメント進出を決めている。

元々ダークホースとして挙げられていたウェールズは、前評判どおりの強さを見せ、宿敵イングランドを押し退けて首位通過。また、予選でオランダを下し本大会に臨んでいたアイスランドは、ポルトガルのいるグループで2位通過を果たし、その実力がフロック(まぐれ)でないことを証明した。

スロバキアも北アイルランドも16強に値する好チームで、アルバニアも敗退したとはいえ、グループ3位になっており、最後まで可能性は残されていた。こうした小国の躍進は、試合レベルの低下が指摘されている出場枠拡大の疑問に対する答えとなっている。

救世主となったニューヒーロー

ウェールズを16強に導いたベイルに対し、2試合ノーゴールが続いていたポルトガルのクリスティアーノ・ロナウドは、3戦目にしてようやく本領発揮。2ゴールを挙げる活躍を見せたが、チームはハンガリーと3-3のドローに終わり、まさかの3位通過となった。また、スウェーデンのイブラヒモヴィッチは、3試合ノーゴールとなり、チームも未勝利のまま敗退決定。イブラヒモヴィッチは代表引退を表明している。

ビッグネームが思うように活躍できていない一方、ニューヒーローも生まれた。開催国フランスでは大会前、ポグバやグリーズマンにスポットライトが当たっていたが、グループリーグ3試合で最も輝きを放っていたのはパイェ。開幕戦で終了間際にチームを救う決勝弾を叩き込んだのを皮切りに、2戦目でもゴールを決め、一躍フランスの救世主として注目を浴びている。

グループリーグが終了し、いよいよ決勝トーナメントが始まる。まだまだ本領発揮とはいえない優勝候補たちも、ここからは負けたら終わりのノックアウトステージ。欧州一の称号をかけて、より激しい熱戦が期待される。

UEFA EURO 2016大会公式サイト
http://jp.uefa.com/uefaeuro/

UEFA EURO 2016のウイイレプレゼント
http://www.spopre.com/present1606

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