UEFA EURO 2016 report05 地元フランスがポルトガルとの決勝へ

Germany v France - Semi Final: UEFA Euro 2016

サッカーの欧州一を決める大会『UEFA EURO 2016』。欧州各地で行われた予選を勝ち抜いた強豪国のみが出場するEUROはW杯に匹敵する盛り上がりを見せ、平均的な試合のレベルに関してはW杯をしのぐといわれる。出場国が24カ国に増えた今大会はフランスで開催され、厳重なテロへの警戒態勢が敷かれた中、国の威信を懸けた熱い試合が繰り広げられている。

ポルトガル、悲願の初優勝へ

現地時間7日に行われた試合により、ついに決勝のカードが決まった。

まず最初にサンドニ行きを決めたのは、ウェールズとの準決勝を2-0で制し、ようやく今大会初めて90分以内の勝利を手にしたポルトガル。大エース、クリスティアーノ・ロナウドが1ゴール1アシストの活躍ぶりを見せ、2004年の自国開催以来となる決勝進出を果たした。12年前はギリシャに優勝を譲り、涙を呑んだ若き日のロナウド。「クライ・ベイビー」と揶揄された青年は、今やメッシと並んで「世界最高の選手」と称されるまでに成長した。チャンピオンズリーグを3度制し、バロンドールも3度獲得した男が唯一掴めていない悲願の代表タイトルは、もう目の前に迫っている。

開催国フランス、世界王者下し決勝へ

ドイツ対フランス――。スペイン対イタリア、ドイツ対イタリアに続く今大会3度目の「事実上の決勝戦」は、地元フランスに軍配が上がった。

地力で勝るドイツが開催国を追い詰めるが、マリオ・ゴメスとケディラを負傷で欠き、フンメルスも出場停止のドイツは決め手に欠け、フランスのゴールを陥れることができない。すると逆に前半終了間際、何でもないようなCKからハンドによりPKを献上。このチャンスをフランスが逃すはずもなく、グリーズマンが大会6点目となるゴールを決めて先制する。

これで完全に流れはフランスへ。焦るドイツは追い討ちをかけるかのようにボアテングが負傷交代を強いられ万事休す。CBの2枚看板がいなくなったドイツの最終ラインは途端に安定感を欠き、守護神ノイアーのミスもあって決定的な追加点を奪われる。もはや統制の取れなくなったドイツはフランスの敵ではなく、2-0でポルトガルの待つ決勝へと駒を進めた

欧州一の称号をかけた熱い戦いも、ついに決戦の日、7月10日を待つのみとなった。悲願の初優勝を目指すポルトガルか、自国開催で3度目のEURO制覇を狙うフランスか。チームを牽引するエースはロナウドとグリーズマン。背負う番号はともに「7」。サンドニでアンリ・ドロネー杯を高々と掲げるのは、どちらのエースか。

UEFA EURO 2016大会公式サイト
http://jp.uefa.com/uefaeuro/

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