Revs your Heart 鈴鹿8耐、連覇の偉業に挑むYAMAHA FACTORY RACING TEAM

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今年も、鈴鹿に暑い夏がやってくる。7月28日から31日にかけて『鈴鹿8時間耐久ロードレース』、通称『鈴鹿8耐』が開催される。昨年、創業60 周年を迎えたヤマハ発動機がYAMAHA FACTORYRACING TEAMの体制で臨み、宣言していた優勝を果たした。今年は連覇の偉業に向けて準備を進めているヤマハ発動機の主力ライダーたちに意気込みを聞いた。

もう一度あの景色を観たい

中須賀_2

■2年連続での鈴鹿8耐出場が決まりましたが、お気持ちはいかがですか?
「出場するからには連覇をしたいですし、そのために何が必要かを考えて、準備を進めています。連覇が簡単ではないことは分かっていますし、成し遂げるには相応の準備をしなければいけない。YAMAHA FACTORY RACINGとしては勝つことしか考えていませんし、強い気持ちを持って臨みます」

■昨年は19年ぶりの8耐優勝、JSB1000クラス4連覇、ワイルドカード参戦のMotoGPでも8位入賞と、満足のいくシーズンだったと思いますが、振り返ってみていかがですか?
「去年、ファクトリー体制が復活して、創業60周年を迎えたヤマハとしても力のみせどころでした。結果として、タイトルを総なめにできたことは、自分自身としても成長のキッカケになったと感じています。プレッシャーも大きくありましたが、それを跳ね除けるだけの準備をしましたし、スタッフのみんなも力が入っていました。僕らの目標を達成するには、チーム全員が同じ方向を向いていないといけません。僕はその中で、とにかく結果を出すことでチームを引っ張っていこうと考えていました。去年はヤマハとして節目の年で、みんなの気持ちを持っていくのも結果次第なところはあるので、ずっとチャンピオンを獲り続けることが僕の役目だと思っていました」

■8耐を走る難しさ、また楽しさはどこにありますか?
「ファクトリー体制での出場は去年が初めてでしたが、個人的には8回目の出場で、一番最高の結果を手にすることができました。8耐の難しさとしては、何が起こるか分からないこと。8時間という長い時間の中で、集中力を保つのも大事ですし、自分1人の戦いではなく、ピット作業、スタッフ、色々な要素がないと優勝はできません。去年はファクトリー体制で出場するということで、楽しさよりもプレッシャーだったり肉体的な部分でもキツさが思い出されます。楽しさというよりも、達成感ですかね。結果がどうであれ、8時間をみんなで走りきる。自分ひとりではどうにもできない難しさはありますが、みんなで走り抜いた達成感は他のレースでは味わうことができないものですね」

■今回の8耐は、昨年に続きポル・エスパルガロ選手、そして新たにアレックス・ローズ選手が加わりました。彼らの印象を教えてください。
「ポルに関しては、場の空気を明るくしてくれる、典型的なラテン系のムードメーカーです。チームの雰囲気を和ませてくれて、空気を変えてくれる。もちろん、ライダーとしても素晴らしいものを持っています。ローズのことは正直、あまり知りませんが、去年、ヨシムラで走っていたのを見て、自分の仕事を淡々とこなすタイプなんじゃないかと。実力があることは間違いないので、会って一緒に走るのが楽しみです」

ポルと中須賀

■昨年の優勝時『表彰台からの景色が忘れられない』と仰っていました。今年も目指す場所は同じですか?意気込みをお願いします。
「出場するからには、目指すのはそこしかありません。もう1度、あの景色を(表彰台の)てっぺんから観たいです。その点で、ポルがまた一緒に走ってくれるのは心強いですし、ローズも実力は証明済みで、ライダー的なポテンシャルでいえば、連覇は絶対に手に入ると確信しています。ファクトリーとしてもバイクも2年目で、データも取れていますし、かなりいいレベルで2連覇できるはずです」

■シーズンが始まる際に掲げていた目標を教えてください。
「JSB1000クラスは全戦優勝、鈴鹿8耐は連覇です。立場的には受けて立つ側かもしれませんが、自分は常にチャレンジャーであると思っています。去年もそうですけど、攻めているから4連覇が出来た。守って勝てるなら誰でもチャンピオンになれます。目標に向かって攻めて、優勝を勝ち獲りたいと思います」

■最後に、ファンへのメッセージをお願いします。
「今年もMotoGPライダーが来たり、各メーカーが実力のあるライダーを呼んでいるので、レベルの高い世界選手権になると思います。去年、たくさんの方が振ってくださった青い旗に勇気付けられて、最後まで走ることができました。今年もたくさんのヤマハファン、バイクファンに来てもらいたいですね」

プロフィール

中須賀_1

中須賀 克行
Katsuyuki Nakasuga
出身地:福岡県
生年月日:1981年8月9日
所属:YAMAHA FACTORY RACING TEAM

8耐に挑む若きライダーたち

今年のヤマハはYAMAHA FACTORY RACING TEAMと、YART YamahaOfficial EWC Teamの2台体制で参戦。これが8耐初参戦となる野左根航汰、そして自身3度目の出場となる藤田拓哉に、YART Yamaha OfficialEWC Teamとしての8耐出場に懸ける想いを聞いた。

ヤマハでワンツーフィニッシュを

野左根_1

■初の鈴鹿8耐出場です。お気持ちはいかがですか?
「8耐に初参戦ということもありますが、今まで耐久レースの経験がないので、楽しみでもありますし、不安もあります。難しいレースになるだろうと感じています」

■鈴鹿8耐に対して持っている印象を教えてください。
「レベルの高い耐久レースという印象です。8時間耐久レースですが、スプリントさながらのスピーディなレースでもあると思っています。常々、出場したい気持ちはありました。普段、レースは1人で走りますが、8耐は3人でチームを組むので、チームプレーというか、そういところも難しいでしょうし、7月末の暑い中、8時間の長丁場を走り続ける。想像している以上に厳しさを感じると思います」

■昨年から『YAMALUBE RACING TEAM』の一員となりましたが、振り返ってみていかがですか?
「ヤマハ内での体制が大きく変わって、自分の中での環境も変化のあった年でした。また、JSB1000クラスの表彰台に前半戦で上がることができたので、良かったと思います。ただ、3位を3回獲れたものの、それ以上がなかったことは、今後の伸び代にしたいです。前回のもてぎでは、今までで最も2位に近づいたにもかかわらず、3位でした。最後の最後で抜かれて3位になってしまいましたが、そこは自分の実力不足だと思っていますので、まずは2位を目指し、2位以上も狙っていきたいです。1位の中須賀選手が昨年から9連勝と飛びぬけていますが、その連勝を止めるのは自分でありたいですね」

■初挑戦となる鈴鹿8耐への意気込みをお願いします。
「YAMAHA FACTORY RACING TEAMは連覇を狙っており、僕らも強力なライダーが揃っていますので、ぜひYAMAHAでワンツーフィニッシュを狙いたいと思います」

■最後に、ファンへのメッセージをお願いします。
「初参戦なので、どのような走りをしたら良いのか、違う走りをした方が良いのか、模索しながら、みなさんに喜んでもらえるような結果で終われるように頑張りたいと思います。応援宜しくお願いします」

プロフィール

野左根_2

野左根 航汰
Kota Nozane
出身地:千葉県
生年月日:1995年10月29日
所属:YAMALUBE RACING TEAM

若い走りで良い成績を残したい

藤田_1

■鈴鹿8耐が近づいてきました。お気持ちはいかがですか?
「僕自身、前のチームで2回出ているので、今回出場できれば3回目の出場になります。2回ともマシントラブルもなく完走できました。去年、出場できなかったので、今年は出場したいとは思っていて、まずは来週SUGOのレースで結果を出して、8耐に臨みたいと思います」

■鈴鹿8耐に対して持っている印象を教えてください。
「8時間走るので、体力も含めて、かなりキツいのは分かっています。また、ライダー3人体制で、1人1人に個性があるので、普段のバイクとはセッティングの部分が変わってきたり、身長や体重も違うので、3人均等にマシンをセットアップするのは非常に難しいです。個人で走るのとは違う難しさがありますし、マシンのトラブルも起きないとは言い切れません。チームとしての動きというものが、完走するのには必要になってきます」

■昨年から『YAMALUBE RACING TEAM』の一員となりましたが、振り返ってみていかがですか?
「去年、自分は怪我をしてしまって、満足のいくシーズンを送ることができませんでした。開幕までは非常に良いペースで来ていて、マシンも乗りやすくて、タイムにも出ていたので、これは行けるだろうと思っていた矢先に怪我をしてしまいました。結局、7戦あるうちの3戦しか走ることができませんでした。ただ、バイクのポテンシャルは高いですし、非常に戦闘力が高い、十分戦えるバイクだと思っています」

■シーズンが始まる際に掲げていた目標を教えてください。
「去年、1回は3位で表彰台に立つことができました。今年も表彰台に上がりたいというのが1つ。また、8耐を前にして、マシントラブルが続き、思うように結果を出せていません。調子自体は悪くないので、トラブルなく完走を目指したいですね」

■鈴鹿8耐への意気込みをお願いします。
「SUGOは120マイルとロングランなので、8耐前の前哨戦といいますか、そこでしっかりアピールしたいと思います。そこで8耐で走る権利を得て、本番で色々なチームが見ている中、個人としても良いアピールをしていきたいと思います」

■最後に、ファンへのメッセージをお願いします。
「本番に勝てる要素は持っていると思うので、うまく3人のライダーで協力し合いながら、8耐では表彰台に立ったことないので、色んなバトルもある。まだ年も若いので、若い走りをしながら、良い成績を残したいですね」

プロフィール

藤田_2

藤田 拓哉
Takuya Fujita
出身地:千葉県
生年月日:1994年11月28日
所属:YAMALUBE RACING TEAM

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