W杯アジア最終予選開幕!! 絶対に負けられない戦いが、そこにはある

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絶対に負けられない戦いに、絶対に欠かせない4人のキーマン

2018年のロシアW杯出場を懸けた、アジア最終予選がいよいよ始まる。もはや出場することがノルマになっている日本代表だが、楽に突破できた予選は一度もない。独特の雰囲気と緊張感が漂う最終予選を戦う上で、絶対に欠かせない4人のキーマンを紹介する。

圧倒的勝負強さを誇る日本のエース

2018 FIFA World Cup Russia Preliminary Joint Qualification Round

W杯2大会に出場し3ゴール。現役の選手はもちろん、歴代の日本代表選手を含め、本田圭佑ほどW杯という大舞台で結果を残している選手はいない。2018年のロシア大会でも、間違いなく日本の柱としてチームを牽引してくれるはずだ。

そのために、まずは最終予選を突破しなければならない。本田の得点力はこれまでの予選でも遺憾なく発揮されており、アジア予選6試合連続ゴールの日本記録を打ち立てている。より相手のレベルも上がり、本大会出場に向けて絶対に負けられない戦いが続くこの最終予選でも、本田の力が必要になってくる。

本田の武器は、身体の強さを活かしたボールキープと、左足での強烈なシュート。特にそのキープ力は、小柄で敏捷性の高いタイプの選手が多い日本の攻撃陣において、攻撃の起点として重要な役割を担う。そしてここぞというときに結果を出すメンタリティ、勝負強さは、最終予選を戦う上で決して欠かすことはできない。日本のエースは、背番号「4」だ。

プロフィール

本田 圭佑 Keisuke Honda
生年月日:1986.06.13
身長/体重:182cm/74kg
所属:ACミラン(イタリア)
yabepoint「ここ一番というときの勝負強さ、圧倒的プラス思考と有言実行力。それから身体の大きな相手に対して、すごく簡単そうにキープしている。身体の使い方、強さ、ボールの置き場所とか、他の日本人選手とはちょっと違いますね」

背番号10、今こそ完全復活へ

2018 FIFA World Cup Russia Preliminary Joint Qualification Round

2010年の南アフリカW杯で、香川はサポートメンバーとしてチームに帯同。2大会ぶりとなる決勝トーナメント進出を喜ぶ傍らで、出場できない悔しさを噛み締めた。そして迎えた2014年のブラジル大会。ドルトムントからマンチェスター・ユナイテッドへとステップアップを果たした香川にとって、待ちに待った大舞台だったが、結果は未勝利のままグループリーグ敗退。香川自身も期待されたパフォーマンスからは程遠く、その不調は大会後もしばらく続いてしまった。

しかし、慣れ親しんだドルトムントに復帰して徐々にコンディションを取り戻すと、日本代表の試合でもようやく“らしさ”を発揮し始める。相手のDFとMFが密集するエリアでボールを受け、鋭い反転やテクニックを駆使してチャンスを演出。そして一瞬の隙を見逃さずに冷静なシュートを決める。かつてドルトムントの2連覇に貢献した頃を髣髴とさせるプレーをようやく発揮できるようになったが、本人はまだまだ満足していない。2018年のロシア大会こそ、香川の大会に――。本人はもちろん、ファンもそうなることを心待ちにしている。

プロフィール

香川 真司 Shinji Kagawa
生年月日:1989.03.17
身長/体重:175cm/68kg
所属:ボルシア・ドルトムント(ドイツ)
yabepoint 「香川選手の調子が良いとき、相手はすごく嫌でしょうね。捕まえにくいと思います。日本としては上手く使ってあげたいですし、香川選手が消えずに目立っている試合というのは、日本にとって良いペースで試合ができている証拠だと思います」

今、日本で最も恐れられる存在

2018 FIFA World Cup Russia Preliminary Joint Qualification Round

「もしレスターが優勝したら、パンツ一丁でテレビに出るよ!」
昨シーズンの開幕前にこう言い放ったゲリー・リネカーは、シーズン終了後にこのふざけた公約を守らなければならなかった。元W杯得点王にしてかつてのレスターの伝説的エースでさえ、有り得ないと考えていた、レスターのプレミアリーグ優勝。そんなクラウディオ・ラニエリ監督率いる“奇跡のチーム”において、岡崎は前線からの守備、泥臭いゴールといった持ち味を遺憾なく発揮し、偉業達成に貢献した。

プレミアリーグはフィジカルがモノをいうリーグとも称され、テクニックを尊重する香川も適応に苦しんだ。日本人選手の中でも決してフィジカルに長けている方ではない岡崎だが、先発でも途中出場でも常に全力を出すプレーは目の肥えたサポーターにも受け入れられ、またレスター自体が献身的な選手を重用するチームだったこともあって岡崎の価値が損なわれることはなかった。そして今シーズン、日本代表でもそうであるように、岡崎にはゴールでチームを引っ張る活躍が期待されている。

プロフィール

岡崎 慎司 Shinji Okazaki
生年月日:1986.04.16
身長/体重:174cm/76kg
所属:レスター・シティFC(イングランド)
yabepoint 「毎試合、“死んでもいい”と思っているんじゃないかと疑うくらい、常に全力。裏への飛び出しとか何回も同じことを繰り返して、絶対に辞めませんよね。諦めない気持ちっていうのは、間違いなくチームメイトにも伝わると思います」

若手の模範となる不動のサイドバック

2018 FIFA World Cup Russia Preliminary Joint Qualification Round

無尽蔵のスタミナと、絶え間ない上下動。名門インテルで最古参となった左サイドバックの持ち味は、入団当初から変わっていない。「世界最高のサイドバックになりたい」と公言していた長友は、5年にも及ぶインテルでのキャリアにおいて、幾度となくその立場を危うくしていた。新加入のサイドバックが来るたびに、長友のポジションは脅かされてきたが、結果的に、長友は自分の居場所を勝ち取ってきた。そして今年4月、インテルは長友に3年の契約延長オファーを提示し、長友もこれを快諾。30歳の選手に3年延長という契約内容が、インテル首脳陣からの長友への高い評価を物語っている。

長友がこれほどまでに長くインテルでプレーできているのは、選手としての能力はもちろん、誰とでも仲良くなれる、なろうとする高いコミュニケーション能力、そして常日頃から高い意識を持って練習に打ち込む姿勢にある。日本代表では不動のサイドバックだが、インテルでもまた、ピッチ内外における若手の模範になることが期待されている。

プロフィール

長友 佑都 Yuto Nagatomo
生年月日:1986.09.12
身長/体重:170cm/68kg
所属:インテル・ミラノ(イタリア)
yabepoint「本当小さいんですけど、よくやってますよね。身体の小さな選手の夢じゃないでしょうか。自分にはこれしかないからと言って、とにかくトレーニングを欠かさず、ストイックに強い身体を追い求めているそうです」

Road to Russia 2018 ~ロシアW杯への道~

Spopre156_04-21.pdf2018年のロシアW杯で、6大会連続となるW杯出場を目指す日本。アジア最終予選では、2次予選を勝ち抜いた12ヶ国が6チームずつ2組に分かれ、ホーム&アウェー方式で総当りのリーグ戦を行い、各組上位2位まで(合計4カ国)がロシア大会の出場権を獲得する。また、各組の3位となったチーム同士でAFCプレーオフ(アジア地区プレーオフ)を行い、ホーム&アウェー方式で対戦。その勝者が北中米カリブ海予選の4位チームとホーム&アウェー方式で大陸間プレーオフを戦い、勝利した1チームがロシア行きの切符を手にできる。
Spopre156_04-21.pdf最終予選の開幕は9月1日(木)。日本がホームの埼玉スタジアム2002でUAEを迎え撃つ。UAEといえば、2015年のAFCアジアカップ準々決勝で日本が敗れた相手。同月6日(火)に対戦するタイは、近年メキメキと力をつけてきた東南アジア屈指の難敵で、敵地での試合ということもあり決して侮ることはできない。そして10月に入ると、6日(木)にイラクをホームに迎え、11日(火)にはグループ最大のライバルであるオーストラリアと敵地で対戦する。そう、日本が入ったグループBは、2015年のアジアカップでベスト4に入った内、3カ国(優勝:オーストラリア、3位:UAE、4位:イラク)が同居する“死の組”なのだ。特に、3大会連続で同じグループとなったオーストラリア相手に、日本はW杯予選で未だに勝利がない。来年9月の最終戦は7万人を超える超満員のアウェーサポーターが待ち受けるサウジアラビアでのアウェーゲームということもあり、1つの取りこぼしも許されない戦いとなっている。

大事な初戦、因縁の相手に勝利し勢いを

日本が初めてW杯出場を決めた1998年フランス大会以降、アジア最終予選で初戦を落とした全ての国がW杯出場を逃してきている。やはり1年間続く長丁場の予選とはいえ、最初に勢いに乗れるかどうかはその後のグループの趨勢に大きな影響を及ぼす。初戦のUAE戦こそ、日本にとって絶対に負けられない一戦なのだ。

そのUAEは、昨年のアジアカップで日本が敗れている因縁の相手。アフロヘアが特徴的な背番号10の司令塔オマルにばかり注目が行きがちだが、チーム全員がハードワークできる好チームで、アジアカップでは日本を大いに苦しめた。

ただ、アジアカップのUAE戦では、圧倒的に攻め込み35本のシュートを放ちながらもわずか1点しかゴールを奪うことのできなかった決定力不足が招いた結果でもある。初戦はホームということもあり、UAEの鋭いカウンターに細心の注意を払いながら、早い時間帯にゴールを奪いたい。
Spopre156_04-21.pdf

アフロヘアの天才司令塔

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UAEの注目選手といえばこの人。アフロヘアの派手な外見に見劣りしない、左足の繊細なテクニックを誇る司令塔で、そのプレーぶりから「アジアのマラドーナ」「アラブのメッシ」と称され、ヨーロッパの強豪クラブからも注目される逸材だ。
オマル・アブドゥッラフマーン
Omar Abdulrahman
生年月日:1991年9月20日
国籍:アラブ首長国連邦(UAE)
所属:アル・アインFC(UAE)

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