Interview ペナルティのふたりがケイリンを楽しみたいと思っている!

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人気芸人としてテレビ、舞台で活躍中のペナルティ。高校時代はともに将来を嘱望されたサッカー選手だった。舞台では超攻撃的フォワードのワッキー、それを操るクールな司令塔ヒデの秀逸なコンビネーションで笑いを量産しているふたりが、ケイリンをもっと楽しんでみたいと思っているらしい。

%e3%83%9a%e3%83%8a%e3%83%ab%e3%83%86%e3%82%a3%e3%83%bc2■お仕事を通じてケイリンを知って、さらに深く知ってみたいと。
ヒデ「ガールズケイリンを紹介する番組をやらせていただいて、ケイリンが気になるようになりました。白井美早子選手とはプライベートでも親交があって、ご飯に行ったこともあります。普段は恋愛に憧れていて、スイーツ大好きのめっちゃ女子なんですけど、戦う姿の格好良さとのギャップが、ガールズケイリンの面白さというか、応援したくなるポイントですね。だから一流の男子選手も、それぞれの個性とか、人間性が気になります。選手の養成所でロケをしたこともありますが、例のあの長~い坂道。グワーッと気合でいいところまで登ったけど…最後までは無理でした。あれは芸人の登竜門でしょう(笑)。脚力にはそこそこ自信がありましたが、全くの別物。ケイリン選手はアスリートの中でもトップクラスの身体能力。体力はもちろんだけど、ハートの強さがまたすごい。普通の人間ならトレーニングの段階から気持ちが萎えるというか…トレーン具、決して楽しくないでしょ(笑)。サッカーのボール回しなんかと違って。その中で日夜、色々なものを犠牲にして取り組んでいるというだけでも尊敬します!ケイリンは選手自身がマシンと化していて、タイヤが2つ少ないF1の迫力がある。それだけに、選手の情報を多く知ることで、より楽しめそうです」
ワッキー「番組のロケで競輪場のバンクに行きました。すり鉢のようなバンクを自転車で漕いだり、かけっこで速さを競ったりしました。ものすごい急勾配を行き来しているうちに、少し出来るようになると、何だか段々と気持ち良くなって、ちょっとだけ選手の気持ちが分かったというか…。それを経験した上でライブ観戦したときには、あんなに怖かった坂をあのスピードでガチガチぶつかりながら行くか!?って本当に驚いたし、さらにすごさが分かりました。すごいといえばあのガタイ。サッカーをずっとやっていたから足は太い方ですけど、もう比じゃないですね。ロケ終わりの銭湯でちょうど選手たちと一緒になって、お互い素っ裸で語り合ったのですが、これが足だけではなかったんですよ(笑)。あのガタイ、さらにすごさを感じました。僕も芸人のアスリートなので(笑)、あの鍛え方など、かなり興味があります」

■「レースに出る選手」と「舞台に出る芸人」とで、リンクしているように思いますが。
ワッキー「ケイリンの選手は、レース前に集中力を高めるために体中を叩いたり、それぞれのルーティンがあるみたいですが、僕はコントのキャラ作りのメイクもそうですけど、顔芸をよくやりますから、ルーティンとしては顔の体操、顔のストレッチをして集中力を高めています」
ヒデ「相方が奇抜な格好をすることが多いので、極力、清潔感は保とうとしています(笑)。僕は自然体。ツッコミの分、自由に遊べるので自然体で舞台に出ます。準備としては時事ネタを頭の隅に入れておくくらい。ケイリンは同じ地域の先輩後輩が一つのレースで、連携して戦うからお互いをよく理解しあっていくスポーツでしょ。ラインの連携ではないけど、僕がツッコミで相方がボケ。こんな感じでボケてくるんじゃないかと思い、それに対して3つくらいのツッコミを用意しておくとか考えています。でも、今日の舞台ではツッコミどころで、あえてスルーしてやりましたけど(笑)」
ワッキー「そういうことをされると、ドMなのでたまらないですけど(笑)。相方との阿吽の呼吸じゃないけど、瞬時にそういうことに対応していくのは、ケイリン選手と似ているところがあるように思います」
ヒデ「レースに例えると、取り敢えずはボケにガンガン行ってもらわないと、ですよね。それで僕がオイシイところを持っていけるように」
ワッキー「ケイリン選手って事前にどのくらい作戦を考えるんだろう?良いことか悪いことか分からないですけど、芸人って大体のコンビは楽屋で一言も口を聞かないで、本番のステージを迎えるんです。毎日のようにネタをやっていますからね」
ヒデ「決して仲が悪いわけではないのですが、始まるまでは目も合わさなければ挨拶もしない(笑)。それでも分かりあえるというか」
ワッキー「舞台の一言目が、今日始めての会話(笑)。あ、昨日ちょっと飲んでた?とか、顔を見て分かる感じです」
ヒデ「あ、お昼に焼肉食べました?みたいな(笑)ケイリン選手なら最強の連携でしょう」
ワッキー「これは僕だけかな。ケイリン選手と似ているという点があります。芸人さんって、スポーツイベントなどでは、大概はふざける役回りなのですが、僕はそうじゃない。やれる側として呼ばれていますからね。そこでパフォーマンスができなければ、もう次ぎは声がかからないですから。そういう意味では、ケイリン選手に近いです。違うのは、勝ったところでケイリン選手ほど賞金が入ってこないということ(笑)」
ヒデ「もう少しケイリンを勉強して、足りない分は車券で稼ぎますか(笑)」

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■ヒデさんは“競馬芸人”としても知られていますが、ケイリンだったらどんな狙いを立てますか。
ヒデ「生まれた町の船橋は、何故か競馬場が二つあって、オートレースもあって、ギャンブルな町だったんです。競輪場はなかったけど、テレビから聞こえてきたのが『サン!サン!栄光のサン!サン!鐘が鳴~る』の松戸競輪。あのイメージが子供の頃から脳みそに焼きついています。ケイリンは選手たちの出身地が分かっているから、地元選手を応援するか、しないか、そこを楽しみたいですね。競馬はほとんどの馬が北海道生まれだから(笑)。そう考えると、同郷の千葉の選手がいる!あ、東京の選手がいる!というのはストレートに気持ちが入りやすいポイントだと思います。応援するとなれば、もう選手と二人乗りしているような気分ですよね。あくまでも後ろ側ですけど(笑)。あと、千葉と埼玉の選手がラインを組んでいたら、本当は仲が良くないはずとか、そういうネガティヴな見方もアリですよね。最初にも言ったけど、選手の個人情報がもっと知りたいです。子供が受験生だからこの選手は気合が入っていますとか(笑)。そこまで来ると、選手も迷惑でしょうけど」

■体を鍛えているワッキーさんは、アスリート目線での狙い方になりますか。
ワッキー「自転車そのものは、たまに仕事の現場まで自転車で行くことがあるくらい、乗ること自体が好きなんです。それと嫁の電動自転車に子供を乗せて、あえて電動スイッチを入れずに漕ぐ。電動なんかに頼ってたまるか!と。風を切って気持ち良く走るということだけじゃなく、自転車=トレーニングというイメージもありますね。先ほど言ったように、今、体を鍛えていて番組に呼ばれるというのは、芸人としてのストロングポイント。それをエネルギーにして鍛錬しているので、同年代の選手がとても気になります。40代、50代の選手もいるじゃないですか、体のメンテナンスから何から、きっととんでもない努力を積んでいると思うんですよ。だからちょっとベテランを贔屓目に応援したいな。若手の速いやつに喰らいついて、最後に抜くみたいなレースが見られたら、素直に感動しちゃうと思います」

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■何度かラインという言葉が出ているように、ケイリンは個人戦でありチーム戦、チーム戦であり個人戦。やはり芸人さんのテレビ番組でも、そんな側面を感じるのですが。
ヒデ「テレビ番組のMCとひな壇、他の番組でも先輩後輩の関係とか、阿吽の呼吸みたいなものは確かにありますよ。その場、その場で全員が同じベクトルに向かって…まさに自転車操業(笑)。その都度、汗をかいて頑張るという、本当にチームプレイ。最初は行かせておいて、最後のエンディングだけかっさらう奴がいたりして」
ワッキー「雨上がり決死隊の宮迫さんとかは、『お前行け、行け!』みたいな感じで一番を取らせてくれるのかなと思っていたら、いわゆる“かぶせ”、僕のギャグに乗っかってかぶせてくるんです。それで何倍も笑いを持っていく。一緒に舞台に立ち始めた頃から、よくやられていました」
ヒデ「マクリです。マクリ一撃(笑)」

■最後ですが、ケイリンをこんな風に楽しみたいということはありますか。
ヒデ「競輪場に家族みんなで行って楽しみたいです。若い世代のデートスポットにもなるといいですね。競馬場の大きなクリスマスツリーだったり、野球場のバーベキューシートだったり、お金がかかって大変だとは思いますけど(笑)、そういう複合的な空間があるといいですね。日本発祥のケイリンですから、僕もこれから“ケイリン芸人”になれるよう、もっと注目して応援させてもらいます!」
ワッキー「今日色々とお話をさせてもらって、てっきりケイリンは個人のスポーツかと思っていましたけど、チームプレイの要素が多分にあることを知って、ケイリンの奥深さを学びました。他のスポーツ選手に負けない魅力のある選手がいっぱいいるので、トレーニング方法を勉強させてもらおうかな(笑)。そうじゃなくて、まずは京王閣でゴールドカップレースを楽しみたいと思います」

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