- YAMAHA STYLE – Interview 伊藤平一郎「自分たちのスクラムを貫きたい」

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10月3日に発表された、11月のアルゼンチン代表戦に臨むラグビー日本代表合宿参加メンバーとして、初選出を受けた伊藤平一郎。トップリーグで開幕好スタートを切ったヤマハ発動機ジュビロのプロップを務め、現状“日本一”と呼んで差し支えないヤマハの『スクラム』を支える伊藤が、日本代表、そしてヤマハの好調の要因について語ってくれた。

積み上げてきたものを洗練

■開幕スタートダッシュ成功の要因とは?
スクラムにしろディフェンスにしろ、チームのレベルがすごく高くなっていると思います。チーム内での競争が激しく、フロントに関していえば、各ポジション4~5人いるので、その中でスタメンで出られるのは1人しかいません。ですから、試合に出るため、ポジションを勝ち取るために、毎週のスクラム練習が山場です。

■去年からの変化はどこにあると思いますか?
去年、準決勝で負けてしまって、色々なチームが揺さぶってきたりした中で、やっぱり相手がどうこうより、自分たちのスクラムを貫き通そう、そういうスクラムを組みたいと長谷川慎コーチも仰っていたのは印象深いです。変化球よりも160km、170kmのストレートを磨き上げようと、春から細部にこだわってきました。今までも細かかったのですが、さらにディティールにこだわって、積み上げてきたものにプラスして、それを洗練する作業に取り組んできた結果だと思っています。

■開幕のパナソニック戦に勝利し、チームは勢いに乗っています。選手たちの中でも、パナソニックをかなり意識していたのですか?
そうですね。ファーストミーティングの段階で、対戦カードは発表されていて、開幕戦が焦点という話はしていました。試合が近づくにつれて、チーム自体もパナソニックとの戦いに向けて良い状況を作り出せていたと思います。「そんなプレーだとパナにやられるよ」「そんなんじゃ勝てないよ」って。試合の2週間くらい前から、みんなパナのレベルを意識していました。

■フッカーからプロップへのポジション変更に戸惑いはありませんでしたか?
もうやるしかないという感じでした。元々、慎さんから「プロップをやってみないか」と言われていて、色々タイミングが重なって、やってみようと。プロップになってやっと2年経ったくらいですが、転向して良かったと思いますし、慎さんに適正を見つけていただいて感謝しています。

■ラグビー人生の恩人ともいえる長谷川慎コーチは、伊藤選手から見てどんな人ですか?
「すごい」としか言えないですね。頭が上がらないです。ここまでしていただいたのは、間違いなく慎さんのおかげですし。常にアドバイスをくれます。

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選手として目指すべき場所

■11月のアルゼンチン戦に臨む日本代表の合宿参加メンバーにも初選出されました。他にも、ヤマハからの選出が目立った人選でしたね。
一番の感情は「驚き」でしたね。もちろん、嬉しかったです。ラグビーを続けている限りは目指すべき場所だと思っていますので。以前、堀江(恭佑)がヤマハから1人だけ代表に選ばれていたとき、心細いみたいなことは言っていたので、チームのみんなも選ばれていることは心強いです。

■最初の代表合宿はいかがでしたか?
印象に残った選手はいますか?すごく楽しかったです。新しいジェイミジョセフHC(ヘッドコーチ)は選手とよくコミュニケーションをとる方だなという印象でした。たまたま山本幸輝が、堀江翔太(パナソニック)さんと一緒の部屋で、僕は幸輝と仲が良いので、部屋に遊びに行ったりして、話す機会をいただいたんですけど、ラグビーの考え方とか、やっぱりアスリートだなと感じましたね。

■11月に対戦するアルゼンチンのイメージを教えてください。
アルゼンチンは、スクラムが強いイメージがあります。また、ヨーロッパ遠征に選ばれれば、ジョージアと対戦できます。ジョージアは世界で1位、2位を争うスクラムの強い国ですので、楽しみですね。

■今後の目標をお願いします。
まず今シーズン、優勝することが一番の目標です。代表に関しては、合宿に選ばれただけでは物足りないので、しっかり試合に出て結果を出したいですね。

プロフィール

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伊藤 平一郎
Heiichiro Ito
ニックネーム:ヘーイチ
生年月日:1990年10月5日
身長/体重:175cm/115kg
出身地:大分県(育ちは福岡県)
ポジション:PR(プロップ)

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