W杯アジア最終予選、運命の後半戦へ!! 大混戦を勝ち抜け。

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2018年のロシアW杯出場を懸けた、アジア最終予選もいよいよ後半戦に差し掛かった。もはや出場することがノルマになっている日本代表だが、初戦で黒星を喫するなど、これまで以上に苦しい予選となっている。この苦しい最終予選を勝ち抜く上で、注目すべき2人のキーマンを紹介する。

衝撃のJリーグ復帰は吉と出るか

「清武弘嗣がJリーグ復帰へ」というニュースは、多くのサッカーファンに驚きを持って受け止められた。これまでも、欧州のチームからJリーグに復帰した選手はいたが、清武ほど「まだやれるのに…」と思わせる移籍のケースは珍しい。

確かに、出場機会の少なさは移籍を決断する大きな理由の一つだろう。サッカー選手としてこれからという時期に、たとえレベルの高いチームに在籍していたとしても、ベンチを温め続けることは成長する機会を逃していると考えるべきだからだ。しかし、清武の場合はすでにドイツで高い評価を得て、スペインへと渡った実績がある。仮にスペインを離れるとしても、他の欧州のチームが黙っているはずがない。それでも日本への復帰を選んだ清武の決断は尊重されるべきであり、相当な覚悟を持って新たなシーズンに臨むはずだ。公式ブログでも「このチーム(セレッソ)を優勝させるくらいの気持ち」で帰ってきたと宣言している。

柔らかいボールタッチと、精度の高い長短のパスはスペインでも間違いなく通用していた。この最終予選でも、「本田以外のトップ下」としての理想像を描き出し、連続ゴールを挙げた原口元気とともに日本の新たな中心となり得る可能性を感じさせた。慣れ親しんだクラブに戻り、心身ともにリフレッシュした清武のプレーに注目だ。

プロフィール

清武 弘嗣 Hiroshi Kiyotake
生年月日:1989.11.12
身長/体重:172cm/66kg
所属:セレッソ大阪

ドイツで急成長を遂げた“怪物”

平山相太か、大迫勇也か――。歴史ある高校サッカー選手権において、“怪物”と称された選手は数多くいたが、中でも突出していたのが平山と大迫だった。190cm近い長身で他校を蹂躙した平山に対し、大迫は180cm程度の身長ながら、見た目からは想像もできない圧倒的なフィジカルとテクニックでゴールを量産。決勝までの6試合で10ゴール10アシストと、とてつもない記録を打ち立てた。この2人のどちらが高校サッカー史上最強ストライカーなのかという議論は尽きないが、今の大迫は日本サッカー史上最強のストライカーというカテゴリーで語られるべき選手となりつつある。

高校時代から群を抜いていたフィジカルはJリーグで揉まれ、ドイツ・ブンデスリーガの舞台で通用するまでに至った。柔軟なテクニックも健在で、フォワード以外にもサイドやトップ下、果てはボランチまでもこなすなど、その器用さと戦術理解度の高さはドイツの古豪ケルンでも重宝されている。

これまでの日本人ストライカーは、献身性や泥臭さといった得点力以外の部分での評価が大きかった。しかし、大迫はそうした要素も備えつつ、高校時代から同世代を圧倒してきた得点感覚も持っている。ドイツで急成長を遂げた怪物は、身体を張れて、味方を生かす動きができて、点も取れる――まさしく日本最強のストライカーになろうとしている。

プロフィール

大迫 勇也 Yuya Osako
生年月日:1990.05.18
身長/体重:182cm/73kg
所属:1.FCケルン(ドイツ)

Road to Russia 2018 ~ロシアW杯への道~

Spopre156_04-21.pdf2018年のロシアW杯で、6大会連続となるW杯出場を目指す日本。アジア最終予選では、2次予選を勝ち抜いた12ヶ国が6チームずつ2組に分かれ、ホーム&アウェー方式で総当りのリーグ戦を行い、各組上位2位まで(合計4カ国)がロシア大会の出場権を獲得する。また、各組の3位となったチーム同士でAFCプレーオフ(アジア地区プレーオフ)を行い、ホーム&アウェー方式で対戦。その勝者が北中米カリブ海予選の4位チームとホーム&アウェー方式で大陸間プレーオフを戦い、勝利した1チームがロシア行きの切符を手にできる。
最終予選は2016年の5試合を終え、ちょうど折り返し地点。後半戦は3月23日(木)、初戦でまさかの黒星を喫した相手、UAEのアウェーゲームで幕が開く。同月28日(火)はホームに戻ってのタイ戦があり、6月には中立地でのイラク戦が待っている。昨年ホームで戦った際には、山口蛍の劇的ゴールに救われる形となった日本だが、今回もさらに難しい試合を強いられることになりそうだ。8月は、宿敵オーストラリアをホームに迎える。未だにW杯予選でオーストラリア相手の勝利がない日本にとっては、続く9月の最終戦、7万人を超える超満員のアウェーサポーターが待ち受けるサウジアラビアでのアウェーゲームも含め、最後まで気の抜けない戦いが続くこととなる。

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