2017年はJリーグ改革元年!電撃復帰の清武にキングカズも期待!!

男子サッカー 記念撮影をする、横浜FC・三

2017年のJリーグは、目新しいものづくしだ。昨年、約2100億円という莫大な放映権契約を結んだスポーツライブストリーミングサービス「DAZN(ダ・ゾーン)」による放送が今シーズンからスタート。その影響はリーグの運営にも及び、優勝賞金は昨年までの1億円が今シーズンは3億円と、実に3倍にまで膨れ上がっている。さらに賞金とは別に順位によって「強化分配金」が与えられ、1位のチームには最大で約15億円が配分される見込みだ。これにより、来シーズン以降は前年度の順位によってチーム毎の戦力差が如実に表れる傾向になることは間違いなく、各チームの競争意識が高まり、さらなる競技レベルの向上が見込まれている。

また、2015年から導入していた2シーズン制が廃止され、今シーズンから再び1シーズン制へと移行する。このため、年間チャンピオンを決めるチャンピオンシップが廃止され、J2とJ3の間で行われていた入れ替え戦も廃止。一方で、J2からJ1への昇格プレーオフは引き続き実施される。

こうしたリーグ改革を見越してか、今冬のストーブリーグは例年以上に動きがあった。史上初の3年連続Jリーグ得点王(2013年~2015年)を獲得した大久保嘉人が、川崎フロンターレから多摩川を挟んだ先のライバル、FC東京に移籍。横浜F・マリノスの“顔”であった中村俊輔は同じレフティーの先輩、名波浩の誘いを受けてジュビロ磐田への移籍を決断した。そして極めつけは、スペインの強豪セビージャで出場機会を失っていた清武弘嗣が、古巣のセレッソ大阪に電撃復帰。まだまだ欧州でプレーできる余力を残しながら、多くの選択肢の中からJリーグへの復帰を決断した。国内復帰後の練習試合で対戦した横浜FCの三浦知良は「Jリーグが盛り上がると期待している」とエールを送り、柿谷曜一朗を交えて3人で記念撮影。J2開幕の3月26日に50歳の誕生日を迎えるキングカズも「世界レベル」と太鼓判を押す司令塔の復帰が、セレッソ大阪、そしてJリーグにどのような影響を与えるのか、2017年のJリーグが非常に楽しみだ。

j1

J1は北海道コンサドーレ札幌、清水エスパルス、セレッソ大阪の3チームが昇格。近年のJリーグは昇格組の躍進が名物となっており、柏レイソルとガンバ大阪が昇格した年にリーグを制したことは記憶に新しい。一方で、昇格したわずか1年後に降格するケースも多く、昇格プレーオフ制度が始まった2012年以降、昇格した全12チーム中、実に半分の6チームが翌年に降格している。年度で見ても、前年の昇格チームが必ず1チームは降格しており、早急にチームをJ1仕様に切り替えなければサバイバルに生き残ることはできない。

残留争いにしろ、優勝争いしろ、1シーズン制となることで恩恵を受けるチーム、そうでないチームが出てくることは間違いない。勝負どころで勝てなくても、年間を通して安定した戦いができれば優勝できる。昨シーズン、年間で最も多くの勝ち点を稼ぎながらも、チャンピオンシップで鹿島に敗れた浦和は、今シーズンをチャンスと捉えているはずだ。

j2

J2は昨シーズンのJ1から名古屋グランパス、湘南ベルマーレ、アビスパ福岡が降格し、J3からは大分トリニータが入れ替え戦を制して1年で復帰を果たした。J2では、J1から落ちてきたチームが1チームは必ず1年で昇格しJ1に戻っている。今シーズン、その候補に挙がっているのは名古屋だ。風間八広新監督の下、佐藤寿人が加わるなどJ2のクラブとしては贅沢すぎる戦力層で1年での昇格を狙っている。また、名古屋とともに「オリジナル10」に数えられるジェフユナイテッド千葉、東京ヴェルディも、そろそろJ1の舞台に戻りたいという想いは強いはずだ。

昇格に関しては引き続き、3位~6位のチーム間でJ1昇格プレーオフがあるため最後まで盛り上がることは間違いない。一方、今年からJ3との入れ替え戦が廃止され、J2の下位2クラブが自動降格、J3の上位2クラブが自動昇格となり、例年以上にシビアな残留争いが繰り広げられそうだ。

j3

創設4年目のシーズンを迎えるJ3は、日本フットボールリーグ(JFL)からアスルクラロ沼津が入会したことで前年より1チーム増えた全17チームで全34節を戦う。大分がJ2に昇格した一方、J2からギラヴァンツ北九州が初のJ3降格となった。U-23チームは前年同様、FC東京、ガンバ大阪、セレッソ大阪の3チームが参加。今年から入れ替え戦が廃止されたため、J2ライセンス取得チームが上位2位以内に入れば、自動でJ2への昇格が可能となった。また、Jリーグの放映権を持つDAZNがJ3の全試合生中継を発表しており、これまで以上にJ3が身近に感じられるシーズンとなりそうだ。

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