関東大学サッカーリーグ戦【前期】開幕記念インタビュー! 平川忠亮(筑波大⇒浦和レッズ)

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4月15日(土)より、『第91回関東大学サッカーリーグ戦【前期】』が開幕する。これを記念し、浦和レッドダイヤモンズ所属で筑波大学蹴球部OBの平川忠亮に、当時の思い出や大学サッカーの魅力について語ってもらった。

非常に充実した4年間だった

■清水市立商業高校(現・清水桜が丘高校)から筑波大学への進学を選択した理由を教えてください。
清商から筑波大へというルートは、先輩たちが築いてきたもので、毎年1~2人は進学していました。学年の中でも順番があって、まずはJリーグに行く選手と行かない選手に分かれて、行かない中でも成績優秀な選手が筑波大に行く流れができていました。僕はJリーグからもオファーを貰っていたのですが、ギリギリまで悩んだ結果、筑波大を選び進学しました。

■Jリーグからのオファーを断った理由は何だったのでしょうか。
当時の僕は怪我が多く、また当時はJリーグに入っても1年で戦力外というケースが結構あったことも考慮しました。同級生の小野伸二(現・コンサドーレ札幌)はすぐにでもJリーグで通用するだろうと思いましたが、自分のレベルがJリーグに入って通用するかどうかは本当に分かりませんでした。怪我もあり、すぐに活躍できる自信がなかったので、まずは大学で怪我をしないような体作りをしようと考えて大学進学を選びました。もしJリーグに行けなかったとしても、教員免許を取れるなど、そういった魅力もありましたね。

■1年生からトップチームに所属していましたが、高校サッカーと大学サッカーの大きな違いは何だと感じましたか?
まずは身体的な部分ですね。フィジカルが高校とは段違いで、みんな体が強かったです。また自分自身、高校では良い選手だと自惚れていた部分があったのですが、高校時代は伸二に助けられていた部分が多すぎて、自分にはこんなにもできないことが多いのかと気づかされました。

■3年目にはリーグ戦連覇を達成し、全日本大学選抜にも選出されましたが、全日本大学選抜やユニバーシアード代表での収穫は?
やはり大きかったですね。大学サッカーでは国際大会だったり、海外で試合をする機会がなかなかない中で、ユニバーシアードに向けて、色々な国際大会に出させてもらいました。海外の遠征も充実していて、とても良い経験でした。4年目はタイトルを獲ることができず、悔しい1年になったと思います。

■最終学年での思い出を教えてください。
筑波大としては、やはりタイトルを獲れなかったのは悔しかったです。ただ、積み上げてきたこと、自分自身の成長というものを感じていました。チームとしては結果を残せませんでしたが、4年間、非常に充実した大学生活を送れたなと感じながらプレーしていました。

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黄金世代から受けた刺激

■小野選手をはじめ、黄金世代と呼ばれる年代で早くから日本代表に選ばれている同世代の選手から、どのような影響を受けましたか?
99年のナイジェリアでのFIFAワールドユース選手権も、テレビで観ていました。筑波大からも石川竜也(現・モンテディオ山形)が選ばれていたので、非常に身近に感じていました。高校まで一緒にやっていたメンバーが、世界の舞台で活躍したことには刺激を受けたし、自分もいつか彼らに追いつきたいと思いましたね。

■筑波大で同期の羽生直剛選手(現・ジェフユナイテッド千葉)について、第一印象を教えてください。
羽生は、受験のときにたまたま隣の席でした。国体で対戦して点を取られていたので、すごく上手い選手だなと思っていました。「おお!」なんて挨拶から、「小野伸二ってすごいよね」「彼の利き足はどっちなの?」って(笑)。そんな感じで盛り上がり、お互いに合格して一緒にプレーするようになって改めて優れた選手だなと思いました。当時から本当に運動量が多くて、シンプルに技術も高かった。僕が右サイドバックで羽生が右のサイドハーフをやっていたので、常にポジション取りなどを話し合いながら、信頼関係を深めていきました。

■筑波大の小井土正亮監督と3年間、ともにプレーしていましたが、当時の印象を教えてください。また、現在の小井土監督や筑波大蹴球部の印象は?
選手時代は、監督になるというイメージはまったくなかったですね。まさか小井土さんが…とは思いましたけど、全日本大学サッカー選手権大会(インカレ)を制したと聞いて、僕らとしても良い刺激になっています。

■大学サッカーで学んだことを教えてください。
高校では環境を与えてもらっていましたが、大学では自分たちで環境を作る必要がありました。学生が大会や試合を運営して、自分たちで車を運転して、備品を運ぶということもやっていました。そういう意味で、選手以外の目線からもサッカーを知ることができました。大学進学は選手としては遠回りのような気もしますが、今もこうしてプロでいられるのも、大学での4年間があったからだと思っています。

■大卒選手についての印象を教えてください。
浦和に入ってきた長澤(和輝)もそうですが、最近は本当に、大学を卒業してJリーグに入ってきて、すぐにプロで通用するようなレベルの高い選手が多い印象です。一昔前、大卒は「高卒でプロになれなかった人たち」というようなイメージがあったかもしれませんが、僕らの時代もワールドユース組、いわゆる黄金世代と呼ばれていたメンバーと差が開かないように努力したし、その中でユニバーシアードで優勝して、必死に練習して、Jリーグでも1年目から試合に絡むことができました。羽生もそうですけど、色々な選手がそれぞれのチームで活躍して、大学生でも良い選手がいるんだというのを見せられたと思います。

■大学生、プロを目指す選手たちにエールをお願いします。
プロになれるかどうかは、後からついてくることです。とにかく4年間、やりきることが大事です。僕らの世代でも、プロになった選手、なれなかった選手がいますが、色々な分野で活躍していて、今も連絡を取っています。4年間、辛い練習を一緒にこなしてきた仲間だし、みんな今でも繋がっています。とにかく全員で力を合わせて、悔いのない4年間を過ごしていただければ、プロになれなかったとしても必ず財産になると思います。

プロフィール

hirakawa平川 忠亮 Tadaaki Hirakawa
1979年5月1日生まれ
静岡県出身
身長/体重:172cm/72kg
[経歴]
清水市立商業高校卒業(現・清水桜が丘高校)
筑波大学卒業
浦和レッズ:2002年加入

第91回関東大学サッカーリーグ戦【前期】

Spopre162_10-11.pdf

詳しい日程と大会の詳細は関東大学サッカー連盟HPへ!
http://www.jufa-kanto.jp

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