世界に咲き誇れ!サクラセブンズ Interview 桑井亜乃/清水麻有

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2012年に始まり、女子7人制ラグビー発展に大きな影響を与えた『HSBCワールドラグビー女子セブンズシリーズ』。オリンピックの正式競技に採用されるまでになった7人制ラグビーの世界大会が、いよいよ日本で初開催される。4月22日と23日に控える北九州大会を前に、サクラセブンズの桑井亜乃と清水麻有が意気込みを語ってくれた。

セブンズの魅力をプレーで魅せたい

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■陸上競技からの転向でラグビーを始めたそうですが、転向のキッカケを教えてください。
大学の授業でラグビーがあり、そこで初めて楕円形のボールに触れました。すごく楽しくて、こんなに面白いスポーツがあるんだなと思いました。ちょうど大学2年生のときに7人制ラグビーが五輪競技に決まったこともあって、体育の先生からもずっと転向を勧められていたのですが、やはり陸上部で4年間やりたかったので、「終わってから始めさせてください」とお願いしました。ちょうどその頃にラグビーの強化プログラムがスタートすることも聞いていたので、大学卒業後に始めました。

■本格的に始めてみて、いかがでしたか。
最初はやはりキツいですし、全然ルールを理解できず、観るのとやるのとでは全く違いました。なんて疲れるスポーツなんだろうと思いましたし、みんなについて行くだけで必死でした。でもその中で、ラグビーの面白さだったり、新たな発見みたいなものにどんどん気づき始めて、今もキツいですけど、最初の頃と比べたらキツさよりも楽しさの方が勝っていますね。

■ワールドラグビー女子セブンズシリーズが日本で初開催されることの意義について、どう考えていますか?
昨年のリオ五輪で多くの方に観てもらえて、女子ラグビーに興味を持ってくれたという方が増えました。そして今回、世界大会を間近で観てもらえるというのは本当に嬉しく思いますし、今後もまた日本で大会を開いてもらえるキッカケにしたいとも思っています。今回、初めて女子ラグビーを観るという方も、セブンズならではのスピード感や、会場の雰囲気を、もっと多くの方に知ってもらいたいです。

■女子セブンズの魅力、15人制との違いについて教えてください。
北九州大会の予選プールでは1日に3試合を戦います。本当に短い期間ですが、すごく濃厚です。12カ国の個性豊かなチームを1日で全て観られますし、7分ハーフという短い時間ですけど、15人制にはないスピード感や、得点の入る回数など、展開の速さがセブンズの特長です。あとは会場の雰囲気をぜひ現地で体験してほしい。海外で開催された大会だと、お客さんがコスプレみたいに仮装して、お酒を飲みながらお祭りのように盛り上がるので、そこも15人制とは違う魅力ですね。

■個人として、チームとして、注目して欲しいプレーはどんなところですか。
チームとしては、スピードで勝負するようなラグビーではなく、粘って粘って、泥臭く得点するラグビーを強みにしています。私個人としては、世界で見れば平均くらいですが、日本の中では体が大きい方なので、日本人の中でもパワーの強いやつがいるなと思われるようなプレーをしていきたいと思っていますし、これまでも国際大会では常にそう思いながらプレーをしてきました。

■昨年のリオ五輪を含めて国際大会で感じた世界との差は、どのようなところにあると考えていますか。また、その差を埋めるためにどのようなことが必要になってきますか。
リオ五輪では、しっかりと準備をしてきていた国が多かったです。セブンズシリーズで互角の試合ができた国でも、リオ五輪では日本の弱点をすごく分析してきて、もちろん日本も分析はしていましたが、一つテンポが狂ってしまうとなかなか切り替えることができませんでした。そこは後悔といいますか、もう少し早い段階で切り替えができたんじゃないかなと思っています。

■五輪競技決定後、幼少期からラグビーに触れる女子が多くなっているようです。
小さい頃からラグビーをやってきた子たちがちょうど上がってきていて、オフロードのタイミングにしても、スペース感覚にしても、すごく上手いですし、私も見習わなければいけないと思うくらいです。パワーがメインの選手、スキルがメインの選手といるので、お互いの良いところを上手くミックスできれば、もっと上のステージへ行けると感じていますし、パワーがメインの私も、若い選手たちからテクニカルな部分を学んで伸ばしていきたいと思います。

■来年アメリカで開催されるワールドカップ・セブンズ、そして2020年の東京五輪を見据えて、この北九州大会への意気込みをお願いします。
去年もすごく大事な年でしたけど、今年も予選突破が懸かった大会が2つあります。リオ五輪では結果を残すことができなかったので、リオで勝てなかった国を相手にどこまで戦えるか楽しみですし、セブンズシリーズを日本で開催させてもらえて本当に幸せに思っています。だからこそ、皆さんにもラグビーの、セブンズの魅力をどんどんプレーで魅せていきたいと思います。

プロフィール

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桑井 亜乃
Ano Kuwai
1989年10月20日生まれ
出身地:北海道
身長/体重:171cm/67kg
所属:ARUKAS QUEEN KUMAGAYA

次の2020年は絶対に出たい

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■ラグビーを始めたキッカケを教えてください。
父親がラグビーをしていて、小学校3年生のとき、弟と一緒に地域のクラブに連れて行ってもらったのがキッカケです。最初はルールとかあまり関係なくて、遊び感覚で、週末に友達と会える場所という認識でした。とにかく楽しかったですね。ラグビーの魅力は団体競技なので、色々な人の個性が集まってできることだと思います。体が大きい人もいれば、小さい人もいて、みんなで一つのボールを繋ぐところが魅力だと思います。

■ワールドラグビー女子セブンズシリーズが日本で初開催されることの意義について、どう考えていますか?
日本で開催されることも初めてですが、自分が出場することも初めてなので、世界の選手に自分がどれだけ通用するのか、挑戦できるような大会にしたいです。日本はこんなに世界と戦えるんだって多くの人に知ってもらえるような大会にしていきたいですね。

■女子セブンズの魅力、15人制との違いについて教えてください。
15人制と同じコートの広さで、人数は半分以下になるため、1人ひとりのスペースが大きくなります。なので、自分で勝負することもできますが、ディフェンスも1人で守るスペースが大きくなり、個々の責任範囲が大きくなります。あとは展開がスピーディで、得点もよく入りやすいことも特長です。

■個人として、チームとして、注目して欲しいプレーはどんなところですか。
今、チャレンジしようとしているのは、アタッキングラグビーです。とにかくボールを繋ぎます。繋いで繋いで、トライを取ることを目指していて、それを日本の女子ラグビーの形にしていきたいです。日本のアタックの強さを観てもらいたいですね。個人としては、足は速くありませんが、相手のタイミングをずらして、タックルされても倒れずにパスを繋ぐところ。自分で仕掛けるところや、仕掛けた後のオフロードも観てもらえたら嬉しいです。

■リオ五輪での敗戦は、どう感じましたか?
リオ五輪を観ていて感じたことは、世界で活躍している選手というのは、単純かもしれませんが、ラグビーが上手くて、強さや速さもあることが差だと思いました。日本は背が大きいとラグビー歴が浅かったり、逆に技術はあるけどパワーがないという選手が多く、それぞれのラグビー知識の差もあります。これからは、もっとラグビーを知って、世界との差を縮めていきたいと思います。

■来年アメリカで開催されるワールドカップ・セブンズ、そして2020年の東京五輪を見据えて、この北九州大会への意気込みをお願いします。
初めての世界大会なので、自分が世界の選手にどれだけ通用するのか。怖がらずに挑戦する気持ちを持って、強気でどんどん仕掛けて行きたいと思います。ずっと五輪には出たいと思っていましたが、リオは出られなかったので、次の2020年は絶対に出たいです。

プロフィール

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清水 麻有
Mayu Shimizu
1998年1月19日生まれ
出身地:群馬県
身長/体重:163cm/60kg
所属:日本体育大学ラグビー部女子

大会概要

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HSBC ワールドラグビー
女子セブンズシリーズ 北九州大会
会場:ミクニワールドスタジアム北九州(福岡)
【予選プール】2017年4月22日(土)
【決勝トーナメント】2017年4月23日(日)
チケット情報など大会の詳細はこちら

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