COUNTDOWN TOKYO 2020 vol.1 空手 -KARATE-

2020年、東京に再びスポーツの祭典がやってくる。Spopreでは「Countdown TOKYO 2020」と題し、2020年6月1日発行号まで全33競技を毎号特集。カウントダウン連載企画で世界最大のイベントを盛り上げていく。

世界中で愛される日本発祥の武道
組手と形の2種目

空手は沖縄で発祥した日本の武道で、今や競技スポーツとしても日本国内で愛好者が200万人以上、世界では190を越える国と地域で、延べ約1億3,000万人とも言われている。そしてこの度、2020年の東京オリンピックで初めて、正式種目に採用された。

五輪で行なわれる空手競技には、「組手(くみて)」と「形(かた)」の2種類がある。 「組手」は、相対する2人の選手による技の攻防を行い、ポイント制で勝敗を決める。有効となる攻撃部位は「上段(頭部等)」と「中段(腹部等)」。試合時間は、男子3分、女子2分で、試合終了時にポイントの多い方が勝ちとなる。

「形」は、四方八方の敵を想定し、相手との一連の攻防を演武する。技の正確さ、錬度、緩急、スピードなどの要素を競い、審判5人の旗で判定し、多くの旗を得た方が勝ちとなる。また、それぞれの形には名称があり、演武に入る直前にその名称を宣言。それぞれの形には一連の決められた動作があり、定められた技の正確さなどを競い合う。日本選手の活躍必至!新たなお家芸に 2020年の東京五輪で、空手母国の代表となる日本選手団。近年の国際大会でも、多くのメダルを獲得している。

2年に一度開催される世界空手連盟(WKF)の世界空手道選手権大会。前回、2016年の大会では、個人・団体合わせて16種目中、金メダル6、銀メダル2、銅メダル1の合計9個のメダルを獲得し、参加国の中で一番の好成績を残した。中でも注目は、喜友名諒(男子形)、清水希容(女子形)、植草歩(女子組手+68kg級)、荒賀龍太郎(男子組手-84kg級)の4選手だ。 喜友名、清水の両選手は、いずれも2014年、16年と世界選手権を2連覇しており、世界でも圧倒的な地位を築いている。力強く、そして美しい演武は、会場の雰囲気を一体にする力がある。

女子組手の植草選手は、2016年以降、国際大会で金メダルを軒並み獲得中。女子68kg超級ともなると、彼女より大きい選手が多い中にも関わらず、得意の中段突きを武器に連戦連勝を重ねている。2017年は、第二の五輪と呼ばれているワールドゲームズでも金メダルを獲得した。

男子組手の荒賀選手は、2012年・14年の世界選手権で2度銀メダルという惜しい結果を経て、2016年の世界選手権で遂に金メダルを獲得。目にも留まらぬ超高速の突き技を駆使し、国内外での幾多の連勝記録を保持し、空手界史上最高の逸材とも言われている。2017年は、世界各地で開催されるプレミアリーグの年間グランドチャンピオンにも輝いた、日本が世界に誇るスーパースターだ。

2020年まで目が離せない

五輪では、組手男女各3階級と個人形が実施される。形、組手ともに日本選手は有力選手が次々と誕生し、代表争いが熾烈を極めている。2018年1月の世界ランキングでは男子形で喜友名選手が2位、新馬場一世選手が3位、林田至史選手が9位に。女子形では清水選手が2位、岩本衣美里選手が3位、大野ひかる選手が4位と、トップ10にそれぞれ3人の日本選手がひしめいている。

また、組手でも女子-50kg級の宮原美穂選手、男子-60kgの小崎友碁選手、男子-75kg級の西村拳選手などといった若手選手が台頭してきている。

2018年は、7月に学生の世界大会であるFISU世界大学空手道選手権大会が神戸で、10月にはプレミアリーグ東京大会が開催され、国内で世界のトップ選手と日本選手が対決。さらに11月には、スペインで「第24回世界空手道選手権大会」が開催され、2年に一度の世界選手権で、2020年東京五輪のメダル有力選手が集う。 2020年に向け、盛り上がる空手。今、最も熱い新競技ではないだろうか。

●(提供)公益財団法人全日本空手道連盟
HP:https://www.jkf.ne.jp

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