ミキプルーン スーパーカレッジバレー 2018開幕記念対談 柳田将洋×石川祐希

11月26日(月)から12月2日(日)にかけて、“全日本インカレ”こと『ミキプルーン スーパーカレッジバレー2018』が開催される。男子は71回、女子は65回を迎えるこの大会の開催を記念し、男子バレーボール界の顔ともいえる柳田将洋と石川祐希の対談が実現!大学時代を振り返りながら、お互いの印象や海外でのプレーについて語ってもらった。

刺激し合える存在

■お二人が最初に対戦した試合を覚えていますか?またそのとき、相手に対してどのような印象を持っていましたか?
石川:もちろん覚えています。ただ、僕は大学1年生で初めてのリーグ戦ということもあり、余裕もなくただ必死にやっていたという記憶しかありません。柳田選手については高校生の頃から試合を観ていたので、イメージはできていました。リーグでは勝てましたが、東日本では負けてしまって、そのときは柳田選手が好プレーを連続していて、「柳田選手に負けた」という印象はすごく強いです。
柳田:石川選手は高校で3冠を獲って、大学1年生でもすごく注目されていました。対戦する前からみんな石川選手についてのデータを持っていましたが、それでも最初にリーグで対戦した際はやられてしまって。石川選手もそうですが、中央大学というチームのレベルの高さに圧倒されてしまいました。東日本で借りを返せたのは良かったですね。大学生は1シーズンに何度も対戦する機会があるので、分析し合いながら、次は勝つという目的を持ってやり返せたので嬉しかったです。

■今や日本代表のチームメイトですが、お互いをどのような存在だと感じていますか?
石川:同じ時期に代表に選ばれて、一緒にプレーすることで刺激を貰っていますし、柳田選手が試合に出て、プレーするのを観ながら色々学ぶことができたので、頼れる先輩のような存在です。
柳田:石川選手が言ったように、山内(晶大)選手や高橋(健太郎)選手と同じ時期に入ったという意味では思い入れが強いですね。少し話がずれるかもしれませんが、山田脩造という同期の選手と、去年初めて代表で一緒にプレーすることができて、特別な気持ちになりました。石川選手からは同じポジションということもあって、2人が一緒にプレーするときも、そうでないときも、練習中でもお互いに意識はしていると思いますし、僕自身は毎日、良い刺激を貰っています。

■性格や考え方など、似ているなと思うことなどはありますか。
石川:似ていると思ったところはないですね。自分が比較的マイペースなので、時間にルーズというわけではないのですが、柳田選手はそういうところがキッチリしていると思います。また、話していて幅広い考えを持っているなと感じますね。
柳田:自分にない部分としては、先輩に対してあまり物怖じしないでガンガン言えるところですかね。どんどん中心に入っていくイメージ。僕らが代表に入ったとき、清水(邦広)さんとか、永野(健)さんに対してもガンガン言っていたので、すごいなって引いたところから見ていて思いました。チームの輪に入っていく点ではすごく重要なスキルだと思っています。今は逆に僕が代表のキャプテンをやらせて貰っていて、選手をチームの輪に引き入れる立場なので、石川選手みたいなタイプもいれば、そうではない選手もいるので、チームとしてどうまとめていくかを常に考えています。
石川:僕自身、そこに関しては特に意識はしていません。必要なことであればしっかり話さないといけないと思います。自分がやりたいようにするのも、自分自身で環境を作るのも一つ。そういう環境作りのために自分の意見は言うべきだと思っていますし、特に心がけているわけではなく、自然とできているのかなと思います。

全てのチームが目指す大会

■大学の4年間で、成長したと思う部分はありますか?
石川:バレーボールを通じて、4年間でたくさんの方と関わることができました。技術的にもそうですが、精神的にも、一人の人間としても、大きく変わったのかなと思います。
柳田:ある先輩に「自分が頑張るだけではなく、誰かを頑張らせるためにどうすべきか」という話をする人がいて、それは高校時代には考えたことがない考え方で、感銘を受けるというか、目からウロコというか、こういう考えもあるんだなという発見がありました。それを大学の4年間でやってみようと、自分なりに実践してみた中で、相手の反応が変わったり、誰かと一緒に頑張って何かを成し遂げることの難しさや楽しさが分かりました。それが僕にとってはすごく良い経験になっていて、今に生きていると感じています。
■大学時代、インカレはどのような存在でしたか。
石川:大学バレーには4大会(春季リーグ、東日本インカレ、秋季リーグ、全日本インカレ)ありますが、全日本インカレが一番、大きな大会だと思っています。最終的に全日本インカレで一番になるために、東日本や秋季リーグでどうしたら勝てるのかを考えてプレーすることが大事になってきます。目の前の試合に勝つことも大事ですが、その先を見ながら、全日本インカレで勝つために日々練習していましたし、どのチームもそこを目指して、他校に負けない練習量だったり、メンタルを常に鍛えながらやっていました。
柳田:僕は4年間でタイトルを獲ったことがなくて、2年生のときの準優勝が最高だったのですが、毎年毎年やるごとに学年が上がっていき、それによって卒業する人、新しく入ってくる人がいます。そこの区切りが全日本インカレだと思っていて、最後の試合でもあり、一番大きな大会でもある。僕自身もそうでしたけど、先輩たちも全日本インカレに向けてリーグで何をしようとか、そういうのをすごく考えていました。そこが出会いや別れ、一つの区切りの試合になる。僕は最後に4年生で負けた瞬間、「もうここではバレーボールができないんだな」と最初に思いましたし、全日本インカレは最後に自分たちの集大成を見せる場所という感覚が一番強かったと思いますね。

全日本インカレで熱さを感じて欲しい

■2人とも現在は海外でプレーされています。海外でプレーすることの意義や、難しさ、日本のバレーとの違いを教えてください。
石川:僕自身、日本の企業に所属したことがないので比較することは難しいですが、言葉や文化といった、今まで過ごしてきた環境とまったく違うところに飛び込むわけなので、色々と厳しい環境ではありますけど、そこで得られるものはたくさんあります。バレーボール選手としてもそうですが、人間としてもより一層、新しいことを経験できる環境でもあるので、そこに挑戦していくことは非常に大事だと思っています。新しいことに挑戦できる機会というのは人生においてそう多くはないことですし、自分自身も楽しいですし、イタリアのクラブに決めて良かったです。
柳田:“違い”という意味では、僕はサントリーサンバーズに所属して、そこからプロになって移籍したので、そこの比較はできると思います。企業のバレーボールと、海外のクラブチーム、プロチームは本当にまったく違っていて、選手全員がプロ契約をしているチームでは、自分がチームとどういう契約をしていて…という話をしている。それは企業に属する社員にはない会話ですし、僕は移籍をして違和感を覚えましたが、向こうからすればそれがノーマル。そこに対応する時間も少しかかりました。僕自身、目的としては日本代表で今後もプレーをし続けるために決断をしたので、そうした“違い”はすべてプラスだと捉えています。言語はもちろん、環境もそうですし、触れるものすべてがプラスになっていると言っていいほど、自分にとっては有意義な時間になっています。

■全日本インカレを観たことがない方に向けて、メッセージをお願いします。
石川:全日本インカレが大学4年生にとって最後の試合になるので、全チームが気持ちを込めて、一生懸命プレーしているのを感じられる大会だと思います。自分自身も、大学4年生のときは準決勝で負けてしまって涙を流すほど、思い入れのある大会になりました。どの試合においても、そういった学生の“熱い想い”が、一つひとつのプレーから感じられると思いますので、ぜひ会場に足を運んでバレーボールを楽しんでいただきたいです。
柳田:やはり大学最後の大会ですので、リーグや東日本インカレに比べて少し温度が違う場だと思います。全日本インカレの熱さは絶対みなさんに伝わると思うので、選手たちが一生懸命プレーしている姿を観に来るだけでも価値のある場になると思いますし、観客の方も一緒になって熱くなれる場になると思います。

プロフィール

柳田 将洋
Masahiro Yanagida
生年月日:1992年7月6日
出身地:東京都
出身大学:慶應義塾大学
所属:ルビン(ポーランド)

石川 祐希
Yuki Ishikawa
生年月日:1995年12月11日
出身地:愛知県
出身大学:中央大学
所属:シエナ(イタリア)

プレゼント

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全日本大学バレーボール連盟

公式サイト:http://volleyball-u.jp
公式Twtitter:@GakurenKoho

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