チャレスポ! TOKYO Interview 猪狩ともか

12月24日(月・振休)に東京国際フォーラムで行われるパラスポーツ体験イベント「チャレスポ!TOKYO」。障がいのある人もない人もパラスポーツを楽しむことができるこのイベントに、ゲストとして参加するアイドルグループ「仮面女子」のメンバー猪狩ともかさん。不慮の事故により車いす生活を余儀なくされながらも、芸能活動を再開させた彼女に、パラスポーツの魅力について語ってもらった。

みんなが復帰を待ってくれていた

■ファンと公言している西武ライオンズは、最後が残念でしたね。
母が西武ファンで、幼いころから一緒になって球場に足を運んでいました。今年は本当に最後だけが…。クライマックスシリーズなんていらない!って思っちゃいました(笑)。

■不慮の事故によって生活が一変することになりました。心身ともにダメージは大きかったと思いますが、支えになったものは何でしょうか。
家族もそうですし、メンバーや事務所の方、ファンの皆さん…周りにいるすべての方の応援が支えになりました。

■車いすでの生活を余儀なくされた中で、またアイドルとして復帰したい、活動していきたいと思われたきっかけや原動力になったものを教えてください。
SNSを観たときに、すごくたくさんの人が「イガトモちゃん頑張って」というメッセージを書いてくださっていて、まだ何も発表する前から「ずっと待っているよ」と復帰を待ってくださる方もいました。それを見て、みんなこんなに待ってくれているんだと思いましたし、メンバーも「ステージ盛り上げて待ってるからね」と言ってくれて…。元々、早く戻りたいと思っていたのですが、さらに早く復帰したいという気持ちになりました。

■事故の一件で、猪狩さんを知ったという方、頑張る姿に励まされている方もたくさんいらっしゃると思います。そうした方に向けて、何を伝えていきたいですか。
障がいを持っても逞しく生活されている方はたくさんいますけど、やはり障がいを持って塞ぎ込んでしまっている人もたくさんいると思います。そんな方々に向けて、私が元気に活動している姿を観て、少しでも勇気をもらったり、元気になったという方が増えたら嬉しいです。

■パラスポーツについて知ったのはいつですか?また、体験して面白かった、今後体験してみたいという競技はありますか?
パラリンピックでパラスポーツの存在自体は知っていましたが、やはりちゃんと知ったのは、自分自身が障がいを負ってからですね。また、チェアスキーのパラリンピック金メダリストである村岡桃佳選手が事務所にメッセージをくださって、とても嬉しかったです。パラスポーツは色々体験させていただいて、全部面白かったですが、「ボッチャ」はもっとやりたいなと思いましたね。最初は簡単そうだなと思っていたんですけど、実際やってみたら思ったところに全然飛ばなくて。想像と違いましたね。負けたのが悔しかったので、もう一回やりたいです。「車いすバスケ」もすごく楽しかったです。近くからでしたけどもシュートが決まって、「初心者で決められるのはすごい」と教えてくださった方に褒められました。その方が褒め上手だったこともありますが、褒められてすごく気持ちよかったですし、楽しかったです。やったことのない競技で言えば、水泳とかアーチェリーはやってみたいですね。

■今後、極めていきたい競技はありますか?
今、それを探しています。色々体験して、見つけたいですね。経験しないとわからないので、色々経験していきたいと思います。

体験することで魅力を知ってもらいたい

■スポーツの持つ力、価値についてどのように考えていますか。
入院中に、フィギュアスケートの羽生選手の演技を観たときに、なぜかボロボロ涙が出ました。その理由は分からないのですが、スポーツは勇気を与える力がすごくあるなと感じました。私は西武ファンなので、野球を応援することで自分の活力になったりしますし、スポーツには色々なドラマがあるので、人を元気にさせる、感動させる力があると思います。

■12月のチャレスポ!は、障がいのある人もない人もパラスポーツに触れ、楽しむことができるイベントです。どんなことを期待していますか。
私自身も、実際に体験してみてパラスポーツの楽しさを知ったので、これほど大きなイベントで色々な競技を体験できるというのはすごくありがたいことだと思います。パラスポーツをやったことがない人に体験していただいて、この競技ってこんなに楽しいんだとか、パラスポーツの魅力を知ってくれる人がたくさん増えてくれるといいなと思います。

■元々スポーツはされていましたか。
小学生時代はテニス部で、水泳も12年間習っていました。だからパラ水泳にも挑戦してみたいと思っています。スポーツマンというほどではなかったですけど、体を動かすことは好きでしたね。体育の授業も好きでした。

■2020年には、パラリンピックが東京で開かれます。
今まで私と関わりを持った選手が活躍する姿を観られるのは楽しみです。東京で開催されるので、きっと今までほかの国で開催されていた大会と比べて、もっとたくさんの方がパラスポーツを観る機会が増えると思います。私自身、障がいを負った立場になってパラスポーツに関心を持ち始めましたけど、そうでない方も、今回のようなイベントをきっかけに、パラスポーツに関心を持ってくれれば嬉しいです。

■今後の夢・目標を教えてください。
アイドルとしてもたくさんステージに出たいですし、講演会とか、ラジオ番組とかもいっぱいやりたいと思っています。ラジオ番組は持ちたいですね。ラジオやりたいです(笑)。あとは色々な地方のバリアのない場所を自分で感じて知りたいと思います。

■最後に、ファン(読者)にメッセージをお願いします。
私自身も、今回のイベントに参加することをすごく楽しみにしていて、色々なパラスポーツを体験できたらいいなと思っているので、ぜひたくさんの人にお越しいただいて、パラスポーツの魅力を知っていただきたいと思います。また、今回は仮面女子でライブもさせていただくので、仮面女子のライブも楽しんでいただけたら嬉しいです。

猪狩ともか Tomoka Igari
1991年12月9日生まれ 埼玉県出身
Twitter:@igari_tomoka
blog:https://ameblo.jp/igari-tomoka
秋葉原を中心に活動する地下アイドルのグループ
「仮面女子」のメンバー。2018年4月、強風で倒れた大きな看板の下敷きになる事故により、脊髄損傷で両下肢が麻痺し、車いす生活となる。9月末に退院し、芸能活動への復帰を果たした。

チャレスポ! TOKYO
CHALLENGE SPORTS
日 時 2018年12月24日(月・振休) 10:00-17:00
会 場 東京国際フォーラム
イベント公式サイト 
http://tsad-portal.com/challespo2018

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