YAMAHA FACTORY RACING TEAM 2018 SEASON REVIEW

2018年は、ヤマハ発動機にとって「YZF-R1」の発売20周年という記念すべき年。
特別なカラーで彩られたR1を駆る中須賀克行は、国内最高峰の全日本ロードレース選手権JSB1000クラスで通算8回目となる優勝を飾った。

全日本ロードレース選手権JSB1000クラス 優勝
中須賀 克行

メモリアルイヤーに王座奪還

R1にとってのメモリアルイヤーは、中須賀にとってはリベンジのシーズンでもあった。中須賀は昨シーズン、JSB1000クラスの6連覇がかかっていたが、6位という悔しい順位でシーズンを終えた。
不本意な1年を過ごした中須賀が、愛機R1の記念すべき年に燃えないはずがない。王座奪還に向け、開幕戦と第2戦の4レースで全勝。第3戦のオートポリスでは9位となったが、第4戦のSUGOで再び勝利してシーズンを折り返す。その後、4連覇を達成した鈴鹿8耐での怪我をおして臨んだ第6戦のもてぎ、第7戦オートポリスの2大会で行われた3レースをすべて制し、第8戦の岡山国際では台風の影響で決勝が中止となったものの、ランキング2位の高橋巧(ホンダ)に43ポイントの差をつけて最終戦を迎えた。
最終戦となった第9戦・MFJグランプリ50回記念大会でR1の20周年を締めくくるべく、赤・白の特別カラーを採用したYZF-R1で出場した中須賀は、予選でサーキットレコードを連発し両レースのポールポジションを獲得。雨となった翌日の決勝レース1は、1周目こそ3番手となるもすぐに2番手に浮上してそのままチェッカーを受けると、レース2を待たずして自身の記録を更新する通算8回目のチャンピオンに輝いた。さらにレース2も2位とし、優勝8回を含む10回の表彰台を獲得する圧倒的な成績で愛機のメモリアルイヤーを締めくくった。

中須賀 克行選手のコメント
「2006年に現チームの前身であるヤマハトップチームで走るようになり、12年間で8回のチャンピオンを獲得してきました。自分ひとりではレースを戦うことはできず、ましてチャンピオンは全員の想いが一つにまとまらないと獲れないもの。だからこそ、ヤマハはもちろんスポンサーの方々、チームスタッフ、そしてファンの皆さんには心から感謝しています。今シーズンを振り返ると、今回のように勝つことができない悔しいレースもありましたが、勝てたレースはすべてがよい思い出です。特に鈴鹿8耐で怪我をし、完治していない状態で勝つことができたツインリンクもてぎのレースが印象深く、あの勝利がなければまた違う展開になっていたかもしれません。また今年はホンダファクトリーが復活し、タフなシーズンになると覚悟していましたが、ライバル勢が足踏みをしている間に勝ち星を積み上げられたのもチャンピオンを獲得できた要因です。今年で37歳になりましたが、現役の間はタイトルを獲り続けられるようがんばりますので、今後とも応援をお願いします。本当にありがとうございました」

吉川和多留監督のコメント
「今年のYAMAHA FACTORY RACINGTEAMは、鈴鹿8耐で4連覇を達成して、全日本のJSB1000では中須賀選手がチャンピオンを取り戻してくれました。今シーズンの中須賀選手は、これまで以上の強さと速さを発揮していましたが、それを側で見ている野左根選手のパフォーマンスも確実に上がりました。チームの総合力は確実に高まっていますが、もちろん反省点もあるので、今後はそれをしっかりクリアして、総合力に磨きをかけ、2人でタイトル争いができるようなチームにしていきたいと思っています。最後に、応援していただいたファンの方々、レース活動を支えていただいたスポンサーの皆さま、チームスタッフに心から感謝しています。ありがとうございました」

 

YZF-R1 HISTORY

1998年、スーパースポーツの世界に革命を起こした「YZF-R1」。「ツイスティロード最速」から「サーキットNo.1」へ。20年という歳月の中、「速さ」と「強さ」を求め、時代を追い越しながら進化を続けてきた。
ヤマハトップチームから「YZF-R1」が全日本ロードレース選手権への参戦を開始したのは、JSB1000が全日本最高峰クラスになった2003年。初優勝は2004年、中冨伸一によって成し遂げられた。2006年から中須賀克行を迎え、2008年、ヤマハにとって初のチャンピオンを獲得すると、2017年までに5連覇を含む7回のチャンピオンに輝いた。メモリアルイヤーの今年は特別カラーを施し、1998年の初代モデルに採用した「YZF」「R1」ロゴをはじめ、「20周年記念」ロゴなどを配置した、初代モデルを彷彿とさせるデザインでJSB1000クラスに参戦。最終戦のみ赤・白の特別カラーで中須賀とともに走り、通算8回目のチャンピオンを獲得している。
また、スーパーバイク世界選手権では、2009年にベン・スピース選手がヤマハにとって初のチャンピオンを獲得。世界耐久選手権(EWC)では4度のチャンピオンに輝いているほか、EWCの1戦として組み込まれる鈴鹿8耐では、2015 ~2018年に4連覇を果たしている。

YZF-R1 20th Anniversaryスペシャルサイト
https://race.yamaha-motor.co.jp/sp/suzuka8h/2018/yzf-r1_20th/

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