2019 東京国際ユース(U-14) サッカー大会 開幕記念インタビュー 中島 翔哉 Shoya Nakajima

5月3日、東京国際ユース(U-14)サッカー大会が開幕する。2008年に駒沢オリンピック公園でスタートした本大会も、今年で11回目。世界12カ国から20チームが参加し、FC東京と東京ヴェルディは今年も参戦する。かつて東京ヴェルディユースで頭角を現し、FC東京でもプレーして現在はカタールアル・ドゥハイルでプレーする日本代表中島翔哉に、ユース世代国際大会重要性や見所について語ってもらった。

■東京国際ユースサッカー大会という、世界のJrユース(中学)世代が集う大会が東京で開催されます。この大会が東京で開催されることに関して、どのような想いや考えをお持ちですか
世界の若い選手たちが東京で試合することは、日本の選手にとっても素晴らしいことなので個人的にも凄い楽しみだし、これからもこういった大会が続いてほしいと思っています。同時に来年は、東京五輪もあるので世界の方々が東京を肌で感じる良い機会になればと思っています。

■中島選手は学生時代から留学をして、海外のサッカーに触れられたかと思います。Jrユース世代で、海外のサッカーに触れることや、そして海外のチームと戦うことに関して、どのような意義があるとお考えですか?
ご自身の経験も踏まえて教えてください。できるだけ若い年齢で様々な文化に触れるのは、サッカー選手としても、ひとりの人間としても凄く大事な経験だと思います。自分も中学生の時に行ったブラジルでの経験を経て今の自分があります。若い年齢のうちにこういう大会を通じて世界と自分の距離を肌で感じて経験し、その後のサッカー人生を考えるうえで大きなステップにしてほしいと思います。

■中には観客席から観るだけの選手もいると思いますが、どのようなところに注目して、試合を観戦するべきでしょうか?
試合を観る時は、自分のポジションと同じ選手の良いプレーを見て参考にすることもありますし、全く違うポジションの選手を見て学ぶこともあります。世界のサッカーには、本当に色々なやり方があります。ポジショニングや動き出しは、日本のサッカーとタイミングや緩急のつけ方が違うので、実際に現地で見て肌で感じてほしいと思います。

■まだこの大会を知らない一般のサッカーファンもいると思います。その方々へ向けて、Jrユース世代の大会を観る上での観戦ポイントを教えてください。
この大会を知らないサッカーファンもいると思うので、自分たちのような現役選手が大会の魅力や価値を伝えることが重要です。これから、国を背負う選手やワールドカップなどで活躍する選手も出てくると思いますし、そういった選手は、Jrユース世代から非常にポテンシャルも高いと思いますので、今のうちに目星をつけながら、選手の成長過程も楽しんでいってほしいと思います。

■Jrユース時代で印象に残っている試合を教えてください。またその試合はなぜ印象に残っていますか?その他苦労した話や思い出話も教えてください。
中学時代にブラジルに3回くらい行ったのですが、その時にサッカーのプレーの違いについて知りましたし、体の大きさも全然違うし、日本人の方が器用かもしれないですけど、それ以外でのフィジカル、スピード、駆け引きはブラジルの方が全て上回っていると感じました。でも、その中で自分のサッカースタイルは海外向きだなって思っていたので、小さい頃からずっと海外でプレーすることを決めていました。

■Jrユース時代で、成長したと思う部分はありますか?
年齢を重ねていけばいくほどフィジカル的な部分で、対応していかないといけない部分も増えてくるので、色んなトレーニングを試して自分にあったものを取り入れていきました。自分に何が合うのかを、実際にやってみて感じることが大事だと思います。自分で気づくこともありますけど、周りの人から言われたりして気づくこともありますし、周りで見ている指導者の方がしっかり見えているとは思うので、そういったアドバイスを聞きながら成長できた点は多かったです。

■Jrユース(中学)時代、どのような練習をしていましたか?(チーム練習・個人練習)
1番覚えているのは学校の授業中に足元にボールを持って常にボールを転がして、触っていたことです。カバンの影を使いながらボールをコントロールしていくっていう練習をしていました。後は練習の2時間前に行っていたので、壁に向かってボールを蹴ったり、東京ヴェルディの時はコーチが練習を手伝ってくれたので1対1などドリブルで仕掛ける練習をしていました。

■Jrユース(中学)時代に知り合った友人やサッカー選手は、現在ご自身にとってどのような存在でしょうか?
自分自身、Jrユースから一緒にプレーしてプロになった選手が東京ヴェルディ時代にも沢山いたので切磋琢磨しながら成長出来たと思っています。それぞれがプロの世界で活躍する姿は、刺激にもなりますし、自分も同期の仲間に刺激を与えられる選手で居たいと思っています。いつまでも切磋琢磨しながら成長出来たらと思います。

■Jrユース(中学)時代、やっておくべきことなど、アドバイスはありますか?
もちろん技術的な練習は絶対にやらなければいけないですし、自分がどういう選手を目指すかによって磨くべきポイントは、全く変わると思います。大事なのは、中学生の時から、自分で考える癖をつけて練習や試合に対しても工夫しながら取り組んでやってほしい。サッカー以外にも様々な事に興味を持つと思うので、チャレンジすることを恐れないハートの強さを磨いてほしいなと思います。

Jrユース時代の中島翔哉

■FC東京からポルトガル、そしてカタールへ移籍しましたが、ご自身のサッカーに何か影響や刺激となるようなことはありましたか?
カタールという国は、日本にはあまり馴染みのない国かもしれませんが、サッカーレベルに関しては、個人的にも高いと思いますし、アジアカップを見ていても感じたことです。リーグ戦も2試合やりましたけど、今までとは全く違う攻撃やディフェンスがあるので、自分の中では学びながらやっています。こういった環境の中で成長したいなと強く感じています。

■カタールでの食生活の違いや私生活でのギャップなどはいかがでしょうか。好みの料理などありましたか?その他驚きや環境の違いなど教えてください。
カタールという国は、とても小さいのですが、その中で色んな国の食材や料理があるので、自分の好きな料理が好きな時に食べられています。ポルトガルの時からもそうだったのですが、基本料理で困るということはなかったです。

■日本人のサッカー選手で、よく連絡を取る選手はいらっしゃいますか?その選手とはどのような話をしますか?
東京ヴェルディで一緒にプレーしていた選手なら、FC今治にいる楠美圭史選手、FC東京の室屋成選手を含む、何人かの選手とたまにですが連絡を取っています。それ以外だと、ユース年代の代表で一緒だった牲川歩見選手と連絡を取っています。みんなとは、サッカーの話をするよりも他愛のないお互いの近況などの話が中心ですね。

■サッカー人生において、東京ヴェルディJrユース(中学)時代はどのような役割を果たしていると思いますか?
とにかくヴェルディ時代には、常にボールを沢山使った練習をして、そこでしっかり自分の形を身につけました。シュートにもっていく、仕掛けていく姿勢を若い時にやっていたことは、 今でも自分のサッカー選手としての大きな武器になっています。習慣化したプレイを改善しながら伸ばしていくことをイメージしながら取り組むことが大切だと思います。

■将来、J リーグや日本代表を目指す中学生選手(Jrユース世代)はもちろん、中島選手へ憧れを抱く選手もいると思います。彼らにエールをお願いします。
日本だけでなく、世界のサッカーはどんどん進化していると感じていますが、今の若い選手たちは考えて素早い判断の中でプレーできるようになってほしいと思います。世界中のお手本となるような選手のプレーを見て、色んな選手から学びながら自分のスタイルを築いてほしいと思いますし、チャレンジする事に前向きに取り組んでほしいと思います。

■最後にご自身の今後の目標を、所属クラブと日本代表と視点を分けて教えてください。
所属クラブで、毎週のリーグ戦でいいプレーをして、チームの勝利に貢献することがサッカー選手として凄く大事なことだと思います。それは、日本代表の時も同じで、毎試合を勝利の為に全力でプレーしたいと思います。そして、サッカーを“楽しむ”事を何よりも大事にしているので、その気持ちで毎試合やれたらと思っています。

中島 翔哉
Shoya Nakajima
出身地:東京都
生年月日:1994/08/23
身長/体重:164cm/64kg
ポジション:FW
所属:アル・ドゥハイル(カタール)

 

2019東京国際ユース(U-14)サッカー大会

日程:1次ラウンド  5/3(金・祝)・4(土・祝)
2次ラウンド  5/5(日・祝)・6(月・振休)
会場:駒沢オリンピック公園総合運動場/AGFフィールド(1次ラウンド一部試合のみ)※入場無料
参加都市・チーム:北京、ベルリン、カイロ、ジャカルタ、モスクワ、ニューサウスウェールズ、パリ、サンパウロ、ソウル、ブエノスアイレス、
ロンドン、岩手、宮城、福島、茨城、柏レイソル、東京(トレセン選抜、中体連選抜、FC東京、東京ヴェルディ)
お問い合わせ先
2019東京国際ユース(U-14)サッカー大会事務局
TEL 080-4615-2004(平日10:00~18:00)

大会ホームページ:http://www.tokyo-u14.com

 

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