ヤマハ発動機ジュビロ、悲願の日本一!

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ラグビーワールドカップ2015日本代表候補
SH 矢富勇毅

2月28日̶̶。この日はヤマハ発動機ジュビロにとって、歴史的な1日となった。トップリーグプレーオフ決勝でパナソニックワイルドナイツに敗れてから約1ヵ月後、日本選手権でも決勝に進出したヤマハ発動機は、サントリーサンゴリアスを相手に1度もトライを許さぬ鉄壁の守備で15-3と完勝。4年前に清宮克幸監督が就任して以降、1年1年、着実に成長して、ついに日本一を掴み取った。人目をはばからず涙を流したスクラムハーフの矢富勇毅は、清宮監督就任の1年前、チーム支援が縮小され、入れ替え戦に回ってギリギリ残留を決めた“どん底”のシーズンを味わった一人。大田尾竜彦、山村亮、そして五郎丸歩とともに残留を選んだが、その決断が決して間違っていなかったことが証明された。矢富にとって、日本選手権のタイトルはどのような意味を持つのか。その胸の内を語ってもらった。

■日本選手権初優勝の率直な感想をお願いします。

「正直、すごく嬉しいです。優勝した嬉しさもありますが、ヤマハらしい試合運びで勝てたことに納得がいくというのか、自分たちの実力を出し切れた感があり、そこが嬉しさを増してくれています」

■日本選手権決勝とプレーオフ決勝、プレッシャーの違いなどはありましたか?

「プレーオフに関しては、久しぶりの大舞台というのもあり、いつものプレーが出来ませんでした。自分自身は、緊張などしていないつもりでしたが、試合が終わり、振り返ってみると緊張していたのか、いつものリズムではなく、やはり大舞台のプレッシャーがあったのだと思います」

■その経験が、日本選手権決勝で生きた?

「まさしく、その通りです。プレーオフ決勝を経験できたことは、チーム全体にとっても良いことでした。試合中のプレーだけではなく、試合前日の取材や、キックオフ前のセレモニーなど、やはり決勝に行かないと経験できないものがいっぱいあります。プレーオフで一度、決勝を経験したことが生きたと思います」

■プレーオフでは一歩及ばず、日本選手権では頂点を掴むことができました。その要因は何だと思いますか?

「先ほどと同じことになりますが、経験の差。普段の力を出せたか、出せなかったかの差です。一度、決勝を経験できたことで、日本選手権では全員が落ち着いてプレーしていました」

■準優勝に終わったプレーオフも含めて、今シーズンはどんなシーズンでしたか?

「チーム的にはシーズンが進んでいくにつれて成長を実感できましたし、負けや、色々な経験をし、それを自分たちの力にして最終的に優勝できた素晴らしいシーズンやったと思います。個人的には、怪我なくシーズンを終えることが目標だったので満足しています」

■早稲田大学時代からの恩師である清宮克幸監督が就任して以降、年々結果が出るようになっています。清宮監督の下、チームが一番変わったと思うところはどこですか?

「チームに自信が芽生え、全員が同じ方向を向くようになったことだと思います。簡単なようで、これが一番難しい。チームスポーツの奥の深さというのか、集団だからこそ、個人がしっかりしていなければならない。チーム全員が同じ方向で、自分たちを信じきってプレーできたことは、この先もチームにとって大きな財産です」

■来シーズンの目標を教えてください。

「今シーズン優勝出来なかったトップリーグ優勝をして、日本選手権も連覇したいと思います」

■今年はイングランドでワールドカップがあります。2019年には日本で開催されることもあり、注目度は高まっていると思います。選手として、意気込みをお願いします。

「2007年のW杯(フランス大会)に出場したときに悔しい思いをしました。その想いを晴らす為に、これから始まるメンバー選考に残れるように全てを懸けたいと思います。そして、W杯で歴史的な快挙を掴み取りたいと思います。また、2019年は日本で開催されるので、選手としてなのか、また違う形なのかわからないですが、ラグビー関係の一員として、日本開催が盛り上がるように微力ながら協力できたらと思います」

■最後に、読者へのメッセージをお願いします。

「いつも沢山の応援ありがとうございます。皆様の応援なくして今年の結果は得られなかったと思います。ヤマハはまだまだ成長するチームです。今シーズン果たせなかったことを来シーズンで果たせるように頑張りますので応援よろしくお願いします!」

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