COUNTDOWN TOKYO 2020 vol.16 自転車 -CYCLING-

時速70kmを超えるトラック競技

100年以上の歴史がある自転車競技には、『トラックレース』、『ロードレース』、『マウンテンバイク』、『BMX(バイシクルモトクロス)』の4種類の競技がある。

トラックレースの自転車競技場は、走路が板張りで屋内に設置され、世界的な大会やオリンピックは1周250mトラックで開催される。コーナー部は時速70㎞以上のスピードにも耐えられるように45度程度の傾斜が付けられているのが特徴。トラックバイクにはブレーキも変速ギアもなく、足を止めることができず常にペダルを踏み続けながら走行する。

先頭を走る選手は、風圧という空気抵抗をより受けるため、勝負を仕掛ける短距離レースには、2チームが競技場を3周して、そのタイムを競うチーム・スプリント、短距離の人気種目ケイリンとスプリントが含まれ、中距離レースには、1人で1日の内に4種目を競い総合優勝を狙う自転車版複合競技であるオムニアム、ローラーゲームを想起するマディソンは2020オリンピックから復活する種目、また走る光景が芸術的なチームパーシュートも含まれる。

ロードレースは6時間以上の長期戦

ロードレースは主に生活に使われる一般公道で行われる。オリンピックでは個人ロードレース、個人タイムトライアルレースの2種目が実施される。

ファンの注目は男子個人ロードレース。男子は200kmを超えるコースを200名の大集団がスタートし、最初にゴールしたライダー1人だけが勝者となる。個人戦と思われるが実際はエースを勝たせるためにチーム内のアシスト選手が風よけになったり水筒などの運搬も行うチーム戦である。一般公道を走るため、そのコースは多様である。標高3,000mに至るような山道もあれば、風光明媚な田園地帯や海岸線を走ることもある。山岳路の下りでは時速100kmを超えることも珍しくない。2016年リオデジャネイロ大会ではトップ選手は237kmのコースを6時間10分でフィニッシュした。

スピードだけでなく、テクニックも重視

マウンテンバイクは、1980年代初頭にアメリカで数名のライダーがバイクを自作して始めた、自転車競技の中では比較的新しいスポーツ。唯一のMTB種目クロスカントリーはアトランタからオリンピック種目にも採用された。ロードレース同様一斉にスタートし最初にフィニッシュしたライダーが勝者となる。1周4~6kmの起伏に富む山岳コースが舞台となり、パワーと共に人工的に積まれたロックセッションが取り入れられ、これを速く確実にクリアするテクニックも必要。オリンピックでは4~6kmの周回コースを1時間20 ~ 40分の競技時間で行われエンターテイメント性が高い。

BMXはバイシクルモトクロスの略で、1970年代アメリカの子供たちが20インチクルーザーバイク(自転車)でモトクロスを真似たことが起源とされ、専門バイクを使ったオフロードやスケートパークなどで行う競技。BMXのレースは、最大8名が一斉にスタートし大小さまざまな起伏がある400m程のダートコースで順位を競う。5歳から年齢・能力別に細かくクラス分けされており、他の自転車競技への入り口になることも多い。フリースタイルは、ジャンプやトリックなどの技の難易度・独創性・オリジナリティを制限時間内で競います。パーク、ストリート、フラットランドといった種目に細分化される。

多くの人にとって身近な存在である「自転車」を駆り、時にスピード、時にチームワーク、時にテクニックと繰り広げられる様々な競技から目が離せない。

●(写真提供)公益財団法人日本自転車競技連盟 HP:https://jcf.or.jp

 

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