-Interview- ジュビロ磐田 大井 健太郎 Kentaro Ohi

昨シーズン、プレーオフを制してJ1残留を果たしたジュビロ磐田。迎えた今シーズンも厳しい船出となったが、連敗の続いていた5月初頭、頼れるゲームキャプテンが帰ってきた。守備の要でもある大井健太郎が負傷から復帰した浦和レッズとのアウェーゲーム、チームは粘り強い戦いぶりで約1カ月ぶりに勝利。名実ともに大黒柱として磐田を支える大井に、サッカーの魅力や今シーズンへの意気込みを語ってもらった。

■サッカーを始めたキッカケ、プロを目指したキッカケは?
生まれが藤枝市でしたので、野球よりサッカーが盛んな地域でしたし、物心ついた時から、近所の友達やお兄ちゃんたちとサッカーをしていました。それから小学校3年生の時にJリーグが始まって、当時サッカーをやっている子供たちはみんな、漠然とJリーガーになりたいと考えていましたね。本格的にプロを目指すようになったのは、高校2年生の時にU17(17歳以下)の世界大会の日本代表メンバーに選ばれたときです。それまで漠然とプロを目指していましたが、年代別の代表に選ばれたことで、本当にチャンスがあるんじゃないかと思いました。

■大井選手が考えるサッカーの魅力を教えてください。
サッカーは他の球技、バスケットボールや野球に比べて、点が入りにくいですよね。毎試合、常にゴールが入るスポーツではありません。1点に重みがあるので、点が入った時には喜びが爆発しますし、選手だけではなく、観に来てくれるサポーターを含めて喜び合える。そこでの嬉しさ、感覚というのは他の競技よりも大きいのではないかと思います。

■センターバックとしての魅力、醍醐味はどこにありますか?
(やっていて)キツい方が多いですけどね。1回のミスが失点につながって、それで負けてしまったら自分のせいで負けたことになります。Jリーグの場合はフォワードにすごい外国人がいたり、日本を代表する選手がいたりするので、そういった選手たちと戦うわけですけど、緊張感や不安も多い中で、無失点に抑えて試合に勝つことができたときの喜び、充実感、達成感がすごいですし、それらをより感じられるのがセンターバックだと思います。

■昔からずっとセンターバックだったのですか?
高校2年生の最初にコンバートされて、それまではフォワードでしたね。小さい頃というのは、背が大きいガキ大将みたいなタイプが前でゴリゴリできちゃうスポーツでもあるので(笑)。そこから選抜に選ばれて、それ以上に上手い選手と出会って、他のポジションに移るケースは多いですよね。

■同級生でも先輩でも、影響を受けた選手はいますか?
同級生だと、成岡翔(藤枝MYFC)、菊地直哉(アビスパ福岡)ですかね。成岡は同じ地域で、小学校の頃から有名でした。ずっと年代別の代表に入っていて、すごいなっていう目で見ていました。それから自分も年代別の代表に入るようになって、追いつけるように頑張りましたね。成岡のプレーを観にスカウトの人が来ていたので、自分もそこに引っかかればいいなという気持ちで練習から取り組めていたので、非常に良い影響を与えてくれたと思います。DFとして影響を受けたのは、今はコーチとして教えて頂いている鈴木秀人さん、田中誠さん。僕が入団した時にレギュラーでガンガンやっていた選手でした。その人たちと一緒にプレーできて、自分に足りないところに気が付きましたし、色々教えてもらいました。

■今シーズン、チームは苦しい戦いが続いています。負傷中に外からチームを見て、どんなことを感じていましたか?
自分はゲームキャプテンを任されていて、外から観ていると惜しいゲームがあっても負けてしまう、勝てないという試合が多い印象でした。試合の入りから、自分みたいな経験のある選手が声をかけて、90分集中させる。そういう戦いができるようにしたいと思っていました。これはサッカーに限ったことではないと思いますが、良い時というのは誰でも良いプレーができますし、1点取られても下を向くことなく前を向けるのですが、悪い時にも下を向かずに声をかけて、みんなを前へ向かせるっていうことが大事になってきます。そういう役割を自分ならできると思っていました。

■復帰戦となった浦和戦の勝利は、チームにとっても、自身にとっても非常に大きな意味のある勝利だったと思います。振り返ってみていかがですか?
勝てていない状況で先発として戻ることができた試合ですが、選手が変わるということは、勝てれば自分の評価も高まりますし、「ジュビロまだ行けるぞ」という空気になると思います。一方、負けてしまったら「大井が戻ってきてもダメか」という空気になってしまうゲームだったと思いますし、そういう意味では、自分にすごくプレッシャーをかけて、覚悟をもって臨んだ試合だったので、勝てて良かったです。

■大井選手から見たジュビロ磐田とは、どんなチームですか?
今は名波(浩監督)さんを慕っている選手やスタッフが多いですし、今の社長、前の社長たちも含めて、ファミリー感がある、アットホームというか、本当にクラブのために何かをしたいという選手やスタッフが集まっているクラブだと思います。

■ご自身のプレーで、注目してほしい部分はどこですか?
守備を粘り強くできるところですかね。最後のところで身体を投げ出してでも止めるという意識は持っていますし、目の前の敵にはやられないという強い気持ちも持っています。守備では、しっかり戦っているなと思ってもらえたら嬉しいです。コーナーキックでは、自分が上がった時には点を取れる感覚をいつも持っているので、コーナーキックのチャンスの時は注目してもらえれば、たまにはゴールシーンを見せられるかもしれません(笑)。

■ラグビーのヤマハ発動機ジュビロの選手との交流はありますか?
また、ラグビーワールドカップについて、感じることがありましたら教えてください。僕はそこまでプライベートではお会いしませんが、この間は山村亮さんと一緒にトークショーをやらせてもらいました。選手によってはプライベートで食事に行く関係の人もいますね。日本でサッカーのワールドカップをやったとき、僕はまだ高校生でしたけど、すごい盛り上がりでした。ラグビーも4年前に南アフリカに勝った時、すごく盛り上がりましたよね。五郎丸歩さんを筆頭に、色々な選手がテレビに出ていましたし、ラグビー人気もすごかった。僕もその前からラグビーを見ていましたが、代表戦をしっかり見るのは4年前のワールドカップが初めてだったので、すごく楽しかったしファンになりました。今年はエコパスタジアムも使われるとのことなので、ぜひ観に行きたいと思います。

■今シーズンの目標をお願いします。
今は苦しい戦いが続いていますが、一歩ずつ階段を上がって、上位に食い込めるようにしたいです。まずは一試合一試合、目の前の試合をしっかり戦って、勝ち点を積み上げることが目標ですが、シーズンが終了するときにはできるだけ高い順位に行けるよう頑張りたいと思います。

■最後に、読者へのメッセージをお願いします。
色々なスポーツがあって、僕の知らないスポーツも載っている中で、僕のインタビューを読んで、少しでもサッカーに興味を持って、ジュビロのことも気にかけて貰えるように、自分たちも結果を出していきたいと思うので、応援宜しくお願いします。

プロフィール


大井 健太郎
Kentaro Ohi
生年月日:1984/05/14
身長/体重:181cm/74kg
利き足:右
血液型:B

\6月はホームゲームが4試合!/

6月の試合日程
J1第14節 6/1(土) 15:00 vsヴィッセル神戸 @エコパスタジアム
J1第15節 6/15(土) 19:00 vsガンバ大阪 @ヤマハスタジアム
ルヴァン杯 6/19(水) 19:00 vs北海道コンサドーレ札幌 @ヤマハスタジアム
J1第16節 6/22(土) 19:00 vsセレッソ大阪 @ヤンマースタジアム(大阪)
ルヴァン杯 6/26(水) 19:00 vs北海道コンサドーレ札幌 @札幌厚別公園競技場
J1第17節 6/30(日) 19:00 vs川崎フロンターレ @ヤマハスタジアム

◇観戦チケットなどの詳細は公式HPをチェック! http://www.jubilo-iwata.co.jp

 

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