YAMAHA RACING TEAM~2人のヤマハライダーが語る、モトクロスの楽しみ方~

モトクロスの国内最高峰『MFJ全日本モトクロス選手権シリーズ』の第6戦、近畿大会が9月14日(土)から15日(日)にかけて、名阪スポーツランド(奈良県)にて開催される。このレースを前に、ヤマハ発動機のモトクロスライダー「TEAM YAMALUBE YAMAHA RACING」岡野聖と「YAMALUBE RACING TEAM」大倉由揮の2人に、モトクロスの魅力や楽しみ方を聞いた。

Interview
岡野 聖 Takashi Okano

モトクロスの醍醐味でもある得意のジャンプを観てほしい

■モトクロスを始めたキッカケ、プロを目指したキッカケは?
三重県出身なので、小さい頃から鈴鹿サーキットをはじめ、レース場でバイクを観ることが多かったです。そんな中で、実家の近くにモトクロスのコースができて、「バイクに乗れる」と聞いて「乗りたい」と言ったのがキッカケでした。モトクロスに興味を持ったというより、バイクに興味があり、乗れたバイクがたまたまモトクロスでした。もし、そこでロードに乗っていたら、ロードの選手になっていたと思います。それまでモトクロスを観たこともなかったですし、本当にバイクに乗れるということで始めました。毎週、練習に行っていましたね。

■岡野選手が考えるモトクロスの魅力を教えてください。
魅力はまず“音”です。それから横一線でスタートする迫力、そしてジャンプですね。観ている人も楽しいと思いますし、僕もジャンプが好きで、誰も跳んだことがないようなジャンプを跳びたいと思っています。もちろん、危険も伴いますが、スリルも含めて楽しんでいます。

■昨シーズン、初挑戦となったIA1、振り返っていかがでしたか。
シーズンの始動に出遅れてしまって、マシンを乗りこなすまでが大変でした。自分が思う様に走らせられない状態のままシーズンがスタートしてしまったので、レースでも思うようにいかないところがありました。少しずつマシンのセットアップ、セッティングの仕方を乗りながら合わせることができ、レースを重ねるごとに徐々に良くなっていったと思います。

■IA2とIA1の違いをどのように感じましたか。
IA2では、最後の年は僕が最年長くらいの年齢で、駆け引きやレースで勝つためにどうすれば良いかという経験は一番知っていました。しかしIA1に上がると、ベテランの選手や、百戦錬磨のライダーがたくさんいるので、その中ではまだまだ僕の知識は浅く、マシンの扱い方もそうですし、レースの組み立て方ができていませんでした。トータルして、IA1のライダーは強いなと思いました。

■今シーズンに臨むにあたって。
2年目なので、去年やってきたマシン作りを継続しながら、1月から本格的に今年の開幕戦に向けて、ヤマハの協力の下、内容の濃い練習、体作りやマシンの乗り込みに取り組みました。その取り組みのおかげで、去年とは違った走りや、スピードが身に付いたのだと思います。

■TEAM YAMALUBE YAMAHA RACINGはどんなチームですか?
レースをする上でしっかりと戦える体制になっていると思いますし、僕が要望したものに対して、みんなで改善しようという動きをしてくれます。心強いし、みんな一生懸命やってくれています。まだまだマシンも良くできると思いますし、それは僕の仕事でもあります。一緒にやっていこうというみんなの意思も感じるし、コミュニケーションも取れていて良いチームだと思います。

■今シーズン、注目してほしいところは?
ジャンプが得意なので、格好良く跳びたいですし、観ている人にも格好良いと思ってほしい。モトクロスの醍醐味でもあるジャンプを観てほしいです。

■9月には奈良で近畿大会が行われます。地元の三重に比較的近いエリアでの開催ですが、意気込みをお願いします。
名阪はどこのコースよりも力が入るところですし、地元と言われるので、応援しに駆けつけてくれる方も多く、そういう方たちのためにも表彰台に立ちたい。一番高いところに立つことが目標ですし、一番走り慣れているコースだと思うので、結果を残したいと思います。

■最後に、読者へのメッセージをお願いします。
モトクロスは天候に左右されやすいスポーツで、晴れの日は走りやすいですが、雨だとドロドロな路面をみんな泥だらけになりながら競い合います。また、横一列にスタートするので、1コーナーでの競り合いの迫力とか、土を巻き上げて走るところは観ていて迫力があると思います。また、レース中もそうでないときも、選手と観客との距離が近いので、気になる選手がいたらぜひ試合会場で話しかけてみてください。

岡野 聖 Takashi Okano
生年月日:1989年11月13日
出身地:三重県
所属:TEAM YAMALUBE YAMAHA RACING


Interview
大倉由揮 Yuki Okura

ファクトリーチームで走れるライダーになりたい

■モトクロスを始めたキッカケ、プロを目指したキッカケは?
最初は、父親のバイクの前に乗って公園を走ったり、近くにコースもありました。4歳の誕生日、お父さんに『PW50』を買って貰ったことが、バイクに乗るようになったキッカケですね。父親が多趣味な人で、少し変わったスポーツをやっていました。冬はスキー、スノーボード、夏はウェイクボードやサーフィン。その中で、真剣にやっていたのが空手とモトクロスでした。空手でも全国大会の経験があるのですが、最終的に空手かモトクロスのどちらかを真剣にやっていこうと考えて、僕はモトクロスの方が楽しかったので、モトクロスを選びました。ちょうど全日本モトクロス選手権を観に行ったとき、IAの選手がすごく格好良く見えて、憧れを持ったのがプロになりたいと思ったキッカケです。

■大倉選手が考えるモトクロスの魅力を教えてください。
僕が面白いなと思うのは駆け引きです。抜いたり抜かれたり、その攻防が観ていて熱くなります。また、ジャンプは迫力がありますし、小さい頃は大きいジャンプは跳べませんが、プロの選手が大きなジャンプをしているのを見て、いつか跳んでみたいと思っていました。観ている側の人からしても、こんなに迫力のあるスポーツはないと思います。一列に並ぶスタート、ジャンプ、大きな音…初めて観る人にとっても魅力だと思います。

■昨シーズンを振り返って、いかがでしたか。
去年は表彰台に立つことが一度もなく、1年中、空回りが続いたシーズンでした。自分の中でできることを色々と試していたのですが、それがまったく結果に繋がりませんでした。ただ、IAに上がってフル参戦した初めてのシーズンだったので、学ぶことの多かったシーズンだったと捉えています。

■IB時代にアメリカに語学留学をされました。その経験は今もオフシーズン恒例のアメリカ遠征などで役立っていますか?
IBには3年いたのですが、1年目の途中で一旦モトクロスを辞めて1年間、アメリカの高校に留学しました。小さい頃から海外のモトクロスのレースを観ていて、海外への憧れも強く、いつかは海外で走ってみたいという夢がありました。それは中学生のときから考えていて、かなり悩みましたが、難しい留学のテストを受けて、落ちたら諦めようと。必死に勉強したところ、受かることができました。今年のアメリカ遠征では例年以上にバイクに乗り込めているので、昨シーズンのミス、反省点を振り返りながら改善できたと思います。日常会話で困ることはないので、勉強していて良かったと思いますね。

■YAMALUBE RACING TEAMはどんなチームですか?
ヤマハのユースチーム、育成枠ではありますが、ほかのIAの選手、IBの選手が入りたいと思っているチームだと思います。ヤマハライダーみんなが目指しているチームで、みんなに見られているチームで走らせてもらっている意識はあるので、このチームで走れているのは嬉しいことです。ただ僕はこのチームを自分のモトクロス人生の通過点として、ファクトリーチームで走れるライダーになりたいと思っています。

■今シーズン、注目してほしいところは?
開幕戦では両ヒートとも表彰台に上がることができましたが、まだシーズンは始まったばかりです。人一倍、努力をして、優勝できるように、最後まで諦めない走りを全力で取り組んでいこうと思います。

■9月には奈良で近畿大会が行われます。地元の大阪に近いエリアでの開催ですが、意気込みをお願いします。
奈良の近畿大会は、地元のレースでもあるので、小さい頃から乗り慣れているコースでもあります。IB時代にも名阪でチャンピオンを決めることができた、相性が良いコースです。去年は上手くいきませんでしたが、今年は地元ということもあり、友達や知り合いの方が応援に来てくれるので、いつも以上に気合を入れて両ヒート優勝を目指します。

■最後に、読者へのメッセージをお願いします。
普段観ることができないジャンプ、横一列のスタートの迫力はぜひ一度味わってもらいたいですし、オンロードとは違ってライダーとファンとの距離が近いところも魅力です。パドックでも気軽にライダーに話しかけることができ、レース以外でも楽しむことができるスポーツです。まだ観たことがない方も、観れば興味を持っていただけると思うので、ぜひ会場まで足を運んでみてください。

大倉 由揮 Yuki Okura
生年月日:1998年12月23日
出身地:大阪府
所属:YAMALUBE RACING TEAM

モトクロスの魅力 その①

大迫力のレース

横一列のスタート、土を巻き上げるカーブ、驚くほど高く跳ぶジャンプ、そして何より、身体に響くモーター音。この大迫力を、手を伸ばせば届きそうな距離で観戦することができる。

モトクロスの魅力 その②

選手とファンの距離が近い!

近いのはコースだけではない。選手がファンと交流する時間を設けてくれたり、会場を歩いていたりするので、気軽に声をかけて写真を撮ってもらうことができる。

モトクロスの魅力 その③

屋台&ブース

会場には屋台や企業ブースがあり、絶品グルメや、子供に嬉しい体験型のアトラクションが用意されている。

●2019 MFJ全日本モトクロス選手権シリーズ第6戦 近畿大会
予選 9月14日(土) 決勝 9月15日(日)
会場:名阪スポーツランド(奈良県山辺郡山添村大字切幡梅川山)
入 場 料 :【 前売】¥2,500 【 当日】¥3,000(中学生以下の入場は無料)
チケット: 【 ローソンチケット】Lコード:51347 http://l-tike.com/
【チケットぴあ】Pコード:675-777 https://t.pia.jp/
【その他】近畿地区前売券取扱いバイクショップ用品店等
お問い合わせ : 近畿モーターサイクルスポーツ協会 TEL 06-6534-6422

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