ラグビーW杯開幕直前 Interview 日本代表キャプテン リーチ マイケル

いよいよ開幕するラグビーワールドカップ。日本代表キャプテンを務めるリーチ マイケルに、日本で開催される記念すべき大会に向けた心境や意気込みを語ってもらった。(取材日:7月7日)

南ア戦はメンタリティのテスト

■恥骨炎により約3カ月間、リハビリが続きました。
正直、最初は3週間くらいで治るのかと思っていたのですが、そうはならず、焦りも出ましたね。3カ月かかってようやく復帰できたのですが、不安はありましたね。

■その間、日本代表での役割は?
そのときは日本代表ではなくウルフパック(※)で、怪我をしたときは姫野(和樹)がウルフパックのキャプテンになったので、僕はとにかくケガを治すことに集中しました。チームと一緒にいる時間が少なく、リーダーシップグループのミーティングもなかったです。ウルフパックの遠征があったときは、僕は日本に残りましたから。※代表候補の特別編成チーム

■ジェイミー・ジョセフHCは自主性を重んじているようですが?
今の第2クールでは、走る練習が多いため、自分たちでミーティングすることはあまりありません。これから第3クールに入って、ラグビーの練習が増えてくると、リーダーミーティングや選手を集めてのミーティングが増えてくると思います。

■前回大会と比べて、レベルアップしているところは?
全体的にレベルアップしています。リーダーシップグループもレベルアップできているし、メンタリティ、スキル、フィジカルと全体的に良くなってきています。

■7月から8月にかけて行われるパシフィック・ネーションズカップの意義は?
リーダーグループは、試合に勝つ流れを作らなければいけません。チームとしては、コンビネーションだったり、選手の組み合わせ、新しい戦術を試したりすると思います。

■4年前はパシフィック・ネーションズカップの成績が良くない中で、本大会では良い入りができました。
僕の記憶では、最後のフィジー戦だけ出たのですが、チームとして新しい課題も出て、試合には負けましたがスクラムでは勝つことができて、南アフリカ戦と同じ状況を体験することができました。今年もリーダーシップグループがクリアしなければならない課題が出ると思います。

■9月6日、大会前に行われる南アフリカ戦の意義は?
勝ちます。勝って自信をつけてワールドカップに臨みたい。パシフィック・ネーションズカップよりも強い相手ですので、メンタリティのテストになると思います。強い相手にどうやって向かうかのテストですね。

ロシア戦が一番大変な試合になる

■ラグビーワールドカップが日本で行われますが、どんな影響を日本ラグビーに与えると思いますか。
チームとしてはベスト8を目標としてやっていますが、どんな影響を与えるかまでは、チームとしてまだ話せていません。これからの期間でやっていきたいです。個人としては、たくさんありますが、一番は日本が強いということを証明することが一つ。もう一つが、日本人と外国人がコラボして、同じ目標に向かっている姿を見せたいです。

■やはり初戦のロシア戦が一番大切ですか?
4つの試合の中で、一番大変な試合になると思います。ロシアからすれば、勝てる相手は日本だと思っているはずです。頑張れば日本に勝てると。日本だけには勝ちたいと。ロシアの選手たちは気持ちも強いし、闘争心も強い。勝てるだろうという気持ちで臨んでしまえば100%負けます。ホームで緊張もあるし、ロシアはあまり情報がありません。その中で勝たないといけない。難しい状況です。

■去年11月にロシアと戦いましたが、課題は出ましたか?
前回やったときは自滅とペナルティが多かったです。相手のパワフルなランナーをどれだけ止められるか。非常にシンプルなラグビーをしてくるので、それさえ止められれば、日本の強さを出せると思います。

■2戦目の相手はアイルランドです。
ロシアはフィジカルがあるチームなので、アイルランド戦に向けてのいい準備にもなると思います。1戦目を終えて、ナーバスな気持ちもなくなっているはずです。でも僕はそこまで考えていません。まずはロシアに勝つ。勝ったら次の試合のことを考える。先のことを考えるのはよくありません。

■3戦目はサモア戦ですが、4年前は慎重に戦いましたね。
今回も慎重に行くと思いますが、時間によって勝負するときは勝負しなければいけないと思っています。

■スコットランドは前回唯一負けた相手ですが、それが最終戦というのは?
本当に良い組合せだなと思います。4つの試合の中で、最初にロシア、アイルランド、サモア、最終戦にスコットランド。自分の中では抜群に良い順番です。前回は相当に疲労した状態で戦っていたので、今のメンバーは知らないかもしれませんが、やり返したい気持ちは強いですね。

■チームとしてはベスト8が目標だが、リーチさんはベスト8が目標ではベスト8に行けないと仰っていました。
目指すのはもっと先です。ベスト8に行けば南アフリカかニュージーランドと戦うことになりますが、その相手でも勝てるくらいのメンタリティで臨みたい。ベスト8に行って終わりではないので。

■最強の選手になりたいと言っていましたが?
ケガをして出遅れましたが、残りの期間で目指していきます。今はフィジカリティも良くなってきて、ケガも良くなってきて、あとは試合のマネジメントの辺をしっかりやっていく。9番、10番、15番とコミュニケーションを取りながらやっていきたいです。

■開幕までの時間、チームとしては何が足りないと思いますか?
正直、強い相手とやってみないとわかりません。今までウルフパックで全てのチームに圧勝してきました。課題も出ましたが、ちゃんとした課題はまだ出ていません。今度のパシフィック・ネーションズカップで出た新しい課題をクリアしていくしかないと思います。
■開幕を控えた今の心境は?
ワクワクですね。楽しみでもあるし、ワールドカップが終わったら終わりという寂しさもあります。

■2023年は?
だいぶ体もボロボロになってきたので、終わってから考えます(笑)。

■大会への意気込みをお願いします。
まずは最強のチームを作って、ベスト8を突破することを目標にして頑張ります。

リーチ マイケル
Michael Leitch
生年月日:1988年10月7日
出身地:ニュージーランド
身長/体重:189cm/105kg
所属:東芝ブレイブルーパス

●J SPORTS カスタマーセンター
☎03-5500-3488(午前10:00~午後6:00)
HP:www.jsports.co.jp

 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. 2019年 9月 19日
    トラックバック:Rugby World Cup 2019 | Spopre
コメントは利用できません。

アーカイブ

ページ上部へ戻る