Revs your Heart 鈴鹿の夏、ヤマハの夏

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7月、鈴鹿サーキットで行われた『鈴鹿8時間耐久ロードレース第38回大会』、通称“8耐”の決勝が行われ、2002年以来となるファクトリーチーム「#21YAMAHA FACTORY RACING TEAM」が204周を走破し、1996年以来19年ぶりとなる通算5度目の優勝を成し遂げた。

今年のYAMAHAの本気度は、大会前から周知されていた。8耐仕様の新型「YZFR1」を引っ提げ、全日本ロードレース選手権チャンピオンの中須賀克行、現役MotoGPライダーのポル・エスパルガロ、ブラッドリー・スミスという3人のトップライダーの布陣で、2002年以来のファクトリー体制で参戦。8時間におよぶ過酷なレースの中、ライバルたちとの熾烈な争いを繰り広げ、19年ぶりに優勝を果たした。
また、世界耐久選手権のレギュラーチームである「#94 GMT94 YAMAHA」は6位入賞。社員チームである「#14 team R1 &YAMALUBE」は総合21位となり、SSTクラスでは目標としていた優勝を果たした。さらに、「#60 磐田レーシングファミリー」は総合39位、SSTクラスでは5位入賞を果たすなど、まさに“YAMAHAの8耐”と呼べる大会だった。
社員チームの顧問を務めた田中陽総監督、そして「#14 team R1 & YAMALUBE」の時永真、「#60 磐田レーシングファミリー」選手兼監督の西村一之の3人に、鈴鹿の夏を振り返ってもらった。

Interview

R1がサーキットNo.1であることが証明された
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田中 陽 総監督
時永 真 選手(#14 team R1 & YAMALUBE)
西村 一之 選手兼監督(#60 磐田レーシングファミリー)

西村「最初に集まったとき、うちはteam R1にライダーでは勝てないからピットワークで勝ちたいと話しました。クラス6位入賞が目標ではありましたが、打倒team R1が目標でした。めちゃくちゃ意識していましたよ。身近にいる追い抜きたい相手ですからね!」

時永「良い刺激になったと思います」

西村「途中転倒がありましたが、若手が一生懸命、修復作業にあたってくれました。自分たちで行動し、成長も著しかったです。整備も任せられるし、ライダーも十分に信用して走れた。転んだ時点でモチベーションは下がるものですが、必ず完走し、できる限りがんばろうとチーム一体となってがんばりました」

田中「社員チームですので、多くの応援を得ていますし、8耐の舞台で何があっても完走しなければいけない」

時永「決勝の途中途中でSCが入り、作戦に微修正を加えながら嬉しい誤算もありながら周回を重ねました。1つは燃費。予選までの全開走行時の燃費に対し、決勝では燃費に優しい走行を心掛け、1スティントの周回数が予想より稼げました。全日本ライダーのラインナップで挑んだAKENO Racing(マシンは同じくR1)が最大のライバルとなりました。R1の敵はR1となり、最後まで1分以内にいて手強かったです。でも、ライダー3名の経験値では勝てると思っていたので、タイヤマネージメントをしながら、最後まで気を抜かず、確実に走りきって、みんなで勝利を手にする事ができました」

田中「両チームとも完走できてよかったというのが本音です。レースを終えてフィードバックがあることはもちろん大切ですが、なにより社員たちがゴールして無事に戻ってきてくれることが大切です。西村のチームは目標の6位入賞を上回る5位入賞。若手を起用し、育てた西村の強い意志は確実に次につながると思います。時永のチームは、半分以上がR1開発メンバーで、技術を持つメンバー。その一方で、近所の方まで巻き込んだ誰もがほっとけないドリームチーム。チームワークを最後まで守り抜いてがんばりました。どちらも良く頑張ってくれましたね」

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