ラグビー日本代表特集 Interview 五郎丸歩

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2015年、ヤマハ発動機ジュビロにとって悲願だった日本ラグビーフットボール選手権大会の初優勝に貢献し、名実共に日本のトップラガーマンであることを証明したフルバックの五郎丸歩。エディー・ジョーンズHC率いる日本代表でも中心選手の一人としてチームを牽引する役目が期待される五郎丸に、初出場となるワールドカップへの想いを聞いた。

世界で戦えることを証明したい

■4年間やってきたことに対する自信はいかがですか?
「自信は持っています。世界で勝つために、4年間ずっとW杯のスケジュールに合わせて中3日で試合をしたり、試合以上に強度のある練習に取り組んできました。宮崎合宿でポールの長さもW杯仕様に変えたり、グラウンドの大きさも、本番のスタジアムはサッカー専用なので、そのサイズに合わせてグラウンドも作り変えましたし、やれることはすべてやりました。パシフィックネーションズで課題がどこに残っているかを洗い出せたので、最終調整しながらしっかりと本大会に向けてやっていきたいと思います」

■所属するヤマハとの役割の違い、また清宮監督とエディーHCとの違いはありますか?
「役割の違いはないですね。代表でもヤマハでも、フルバックは僕一人ですし、求められているものも同じです。国内で試合をするのと海外を相手にするという目標が違う時点で比べられませんが、監督に共通する部分でいえば、どちらも非常にリーダーシップがあるということですね」

■W杯に対して、どのようなイメージがありますか?
「小さい頃からテレビで見ていますが、正直イメージは湧きません。経験していないので、全く湧かないです。視察にも行きましたけど、国内では感じられないようなスタジアムの雰囲気でした。あのスタジアムに満員のお客さんが入ったときというのは、感極まるものがあると思います」

■W杯で楽しみな試合はありますか?
「スコットランドです。U-19(19歳以下の代表チーム)のときは勝利していますが、昨年スコットランド遠征で戦ったときには、もつれた状態で最後、点差をつけられてやられました。ここにはどうしても勝ちたいです。決勝ラウンド進出に向け大事な試合になります」

■W杯への意気込みをお願いします。
「日本のスポーツ全体を考えたときに、どうしても日本人は体が小さいとか、パワーがない、足が遅いとか、様々な言い訳をしてここまで来ましたけど、一番過酷なラグビーという競技で世界で勝つことによって、日本のスポーツ全体が大きく変わると思います。そういった使命をラグビーは背負っていると思っていますので、子供たちに夢を与えるのもそうですけども、日本人も世界で戦えるんだっていうところを見せたいと思います」

■4年後の2019年にはW杯が日本にやってきます。
「2015年でしっかり結果を出さない限りは、2019年の盛り上がりはないと思っていますし、それは4年前から選手同士でもずっと言い続けてきました。今大会に関しては、試合内容というよりも結果が大事だと思っています」

■今大会で初めてラグビーを観るという方も多くいると思います。
「ラグビーのルールはどうしても複雑なので、そこまで調べてから観てくださいとは言いません。ただ、僕らは国内では身体が大きい方ですけど、海外だと小さい部類に入ります。そんな小さい選手が世界相手にどう立ち向かっていくか。この勇気を、僕らはぜひ勝って証明したいと思っています。選手同士がぶつかる音というのはテレビを通じても聞こえてくるものですし、迫力は充分、感じていただけると思います。ラグビーのW杯はサッカーのW杯、オリンピックと並んで世界3大スポーツ大会といわれていますが、そんな3大大会のうちの2つが2019年と2020年、日本に来ます。日本にとっては大きなチャンスですし、この2年を有効に使って、2019年はヨーロッパのようにスポーツが文化として取り入れられるきっかけになるような大会にしたい。今年はそのためにも結果を出して、日本人でも世界と戦えるんだということをしっかりと形で証明したいです」

プロフィール

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1986年3月1日生まれ 福岡県出身
身長/体重:185cm/100kg
所属:ヤマハ発動機ジュビロ
ポジション:FB(フルバック)

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