女子アスリート対談『カラフルトーク』高木真備×坂口佳穂

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京王閣所属でガールズケイリン総選挙2015ファン投票3位に選ばれた高木真備と、ビーチバレー界の新たな妖精として注目を集める坂口佳穂。年齢の近い2人は初対面のぎこちなさを漂わせつつ、お互いの競技への興味を隠さずに本音を語り合った。

ビーチバレー出身の競輪選手もいる

■お互いの競技の印象は?
高木「ガールズケイリンに、ビーチバレー出身の選手が2人います。その中の1人、金田洋世とは同期でとても仲が良く、昔のビーチバレー時代のDVDを見せてもらいました。まず水着でプレーすることが私なら恥ずかしくてできないし、足場の悪い砂のコートで、2人しかいないのですごく激しい競技ですよね。でも、すごく格好良いなって思いました。バレーボールは体育でやったくらいですが、めっちゃ下手で(笑)。それを砂の上でやるって本当にすごいと思います」
坂口「私は漫画の『弱虫ペダル』にハマってずっと読んでいたので、自転車と聞くとそれがパッと頭に浮かびました。みんな一列になってすごい速さで走るので、自分なら絶対できないでしょうね。弱虫ペダルで自転車にハマって、よく乗るようになりました。ママチャリですけど(笑)」
高木「最初、水着でお客さんの前に出るのは恥ずかしくなかったですか?」
坂口「恥ずかしかったです。練習中も上着を脱げなくて、初めての試合で上着を脱ぎましたが、そのときに半袖焼けとか、短パン焼けとかが恥ずかしかったです。逆に、水着で焼けていた方が格好良いと知ったので、それからは練習からも水着でやるようになって、こんなに黒くなりました(笑)。ビーチバレーの選手は綺麗に水着で焼けています。そんな中で、半袖焼けはダサイですよね。競輪は賞金がすごいと聞きましたが、どのくらい稼げるのですか?」
高木「年末、年間の獲得賞金ランキング上位7名が出走できるグランプリレースがあり、それに優勝すると、1レースで1,000万円貰えます」
坂口「1,000万円!?1日で1,000万円なんて考えられない!」
高木「そもそも年間で1,000万円程度稼いでいないとランキング上位に入れないので、グランプリへの出走は難しくなります。賞金女王になる人は、年間1,000万円以上プラス、グランプリに出走して、グランプリも勝てばトータル2,000万円以上となりますね」
坂口「2,000万円以上…。ビーチバレーは総額でも200万円です。日本最高峰の大会に優勝して50万円、さらにそれをチームの2人で分けます。エントリー費で逆に支払うくらいですから」
高木「競輪は開催に参加すれば賞金のほかに、1日約3万円の出場手当も出ますし、交通費も支給されます」
坂口「でも、そんなに簡単になれるものでもないですよね」
高木「そうですね。まずは伊豆にある競輪学校に入って国家資格を取らなければいけません」
坂口「絶対無理だな(笑)」

■ご自身の競技の魅力を教えてください。
高木「競輪はタイムが遅くても、展開次第ではタイムの速い人に勝てたりします。タイム競技であれば、タイムが出ないと速い人には勝てませんが、競輪ならそこまで速くなくても自分の技術とかハンドル捌きで勝てる場合があるので、そこが競輪の魅力だと思います」
坂口「脚力だけではなくて、ハンドル捌きとかあるんですね」
高木「難しいんですよ。ちょっとしたことで走るコースが変わったり。バンクを走るコース取りによってスピードが乗ったり落ちたりするので、難しいです」
坂口「ビーチバレーはチームが2人だけで、3回で相手コートにボールを返すので、絶対にボールに触ります。自分のプレーが必ず結果に直結してくるので、そこは面白いところじゃないかなと思います。インドアではプレーによってはボールに触らない人も出てきますが、ビーチバレーは常にプレーに関わるので、そこが魅力だと思っています。また、砂浜だったり、風や太陽、自然が近くにあって開放感があります」

■ご自身の選手としての特長を教えてください。
高木「自分からレースを動かすことを意識しているので、強い人と当たった時でも、自分から仕掛けていけるところは、持ち味かなと思っています」
坂口「自分から先頭に行くということですか?」
高木「一番強い人の後ろにくっついていくのが一番勝ちやすい戦法なんですけど、そうではなくて、強い人が行く前に自分から前に行く戦法で勝てるように頑張っています」
坂口「私が褒めていただけるのは、オーバーセット()です。日本では審判が厳しく、反則を取られやすいのでみんなあまりやらずにアンダーでやるのですが、私は競技を始めたときからコーチが絶対にオーバーでやれと言っていたので、当たり前だと思っていました。でも、周りからすごいねって言われたことで、これすごいことなんだって思うようになりました。ただ、私がまだ弱いため、百発百中で私にサーブが来るので、なかなかトスを上げる機会はないんですけど(笑)」
※トスを上げる動作のこと(オーバーハンドパス)。
高木「狙われてミスが続くと、気持ちが乱れませんか?」
坂口「下を向いたらいけないと教わったので、下を向かないようにしています。それと、悪い流れが続いたときはすぐに次のプレーに移らず、少し間を置くようにしています。ペアも励ましてくれますしね」
高木「怒られたりしませんか?」
坂口「怒る選手もいますが、私がペアを組んでいただいた方で怒るような方はいませんでした。ペアは基本的に、自分からお願いして組んでもらいます。私の場合、固定されたペアがいないので、大会ごとに『ペアはいらっしゃいますか?いなければ私と組んでくださいませんか』とLINEでお願いします」
高木「LINEなんですね(笑)」

少しでも知ってもらうために

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■競技の顔としてメディアに出演する際、心がけていることはありますか?
坂口「申し訳ないとしか思っていません。ビーチバレーを始めたばかりで、特に実績を残したわけでもないのに取り上げられることが申し訳ないです。でも、すみませんと思いつつ、少しでもビーチバレーが広まってくれたら嬉しいですし、そのために私は私で頑張ろうと思っています」
高木「ビーチバレーと一緒で、ガールズケイリンももっと広まってほしいとすごく思っています。『競輪=ギャンブル』、『柄が悪い』というイメージをお持ちの方もいらっしゃいますので、そうではなくて、スポーツとしても観てほしいということはアピールしているつもりです」

■今後の目標を教えてください。
高木「25歳までに賞金女王になることが目標です。まずは、年末のグランプリに出走できるようにすること。そのためには、目の前の開催で着実に優勝できるようにならないといけないですね。25歳というのは、20歳でデビューしたので、5年以内という意味です。おおよそです(笑)」
坂口「私は宮崎県出身なので、毎年9月に宮崎県で行われるJBVツアーの『霧島酒造オープン』という大会があり、そこで優勝するのが私の目標です。今年の9月の大会に出場できることになったのですが、いきなりの優勝は難しいので、まずは予選敗退しないように頑張ります」

■最後に、読者にメッセージをお願いします。
高木「ぜひ、ライブで観てほしいと思います。9月に松戸でガールズケイリンコレクションがあり、ファン投票で皆さんに選んでいただいて初めて出走できることになりました。競輪場に来て、私たちの走りを観ていただけたら嬉しいです」
坂口「9月の4~6日にかけて、霧島酒造オープンがあります。また、10月は川崎市長杯で、いつも練習している場所での大会になります。ビーチバレーは今まさにシーズン真っ只中なので、皆さんぜひ会場に足を運んでください」

プロフィール

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高木真備 Makibi Takagi
生年月日:1994年8月17日
出身:東京都
血液型:A型
身長:161.1cm

坂口佳穂 Kaho Sakaguchi
生年月日:1996年3月25日
出身:宮崎県
血液型:O型
身長:172cm

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  1. 2015年 10月 18日
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