最終候補発表当日、都内のホテルで開かれた編成委員会に参加した長嶋茂雄氏が星野JAPANの4番候補として名前を挙げたのが、G・G・佐藤だった。
昨年のアジア選手権(北京オリンピックアジア予選)で浮き彫りになったのがホームランバッター不在だった。その穴を埋めるべく佐藤が急浮上したのだ。法政大学卒業後アメリカへ武者修行の旅に出た佐藤は、フィラデルフィア・フィリーズ傘下の1Aバタビアで泥にまみれ、広大なアメリカで揉まれた。入団テストで伊東勤監督(当時)の目にとまり、2004年ドラフト7巡目で西武ライオンズ(当時)に入団。昨季は西武ライオンズが26年ぶりBクラス転落という屈辱を味わった中で、136試合に出場し25本塁打を放つ活躍を見せていた。今季も渡辺久信監督率いる新星ライオンズで勢いのあるプレーとホームランを量産し、若いチームの象徴となっている。
佐藤が挑むのは、星野JAPANで不動の4番打者として北京でも期待されている新井貴浩(阪神タイガース)だ。日本代表の山本浩二守備走塁コーチも新井に対する信頼は絶大である。北京で誰が4番を務めるのか。オリンピック本番まで競争は続きそうだ。
|