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い起こせば1997年、ストライキによって人気の暴落していたメジャーリーグが、その観客を取り戻したのは、ア・ナ両リーグによる
インターリーグ(交流戦)の実現からだった。そして今年のプロ野球、セ・パの歴史を通じて初めて開催された交流戦もまた、改革元年に
ふさわしい盛り上がりをみせている。なにせこのセ・パ交流戦、6月16日までの1ヶ月以上、計216試合、1チーム当たりで計算しても
146試合中36試合が交流戦に該当する。
もちろんただのお祭りではない。公式戦として組まれている交流戦は、個人成績をも大きく左右する ペナントレース前半戦の最重要ポイントであり、チームにとって未知なる戦いでもあるのだ。公式記録の扱いや集中して行なわれる試合日程が
危惧されたりもしていたが、仮に順位の決まりつつある後半に行なわれたとしても、せっかくの交流戦が消化試合となってはつまらない。
12球団が優勝戦線に生き残りをかけてガチンコ勝負を展開するのはまさにこの時期。開幕戦こそ視聴率も観客動員も前年を下回ったプロ野球だが、
交流戦のチケットの売れ行きは上々。とくに重量打線同士の巨人vsソフトバンク、何かと因縁の多い阪神vs日ハム、新球団である楽天がらみの
試合などは、完売プレミアの盛況ぶりである。もっともこれまでは放映権をめぐるセ・パの思惑があったにせよ、今や交流戦はセ・リーグに
とってもデメリットばかりではない。実は選手会が4年前に実施したファン調査でも、すでに89.5パーセントものファンがこの交流戦を支持。
その数字は現在、これまでテレビ中心だったファン層が交流戦を観に地元球場へ足を運ぶというケースに率直に表れている。横浜がフィールドに
せり出した特別席を増設したり、阪神が交流戦限定で復刻版ユニフォームを披露するなど球団の企画する楽しみも増えた。 また、プロ野球は交流戦によって日本生命という新しいスポンサーを獲得し、交流戦期間の勝率1位チームには賞金5000万円が用意されている。
日本テレビ以外の民放局も放映に乗り出し、ファンにとっても球団にとっても、交流戦は名実ともに改革の目玉として相乗効果を上げている。 |
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