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清原
昨年6月13日のオリックス・近鉄の合併発表に端を発し、さまざまな問題が浮き彫りとなった日本プロ野球。ざっと思い出すだけでも、1リーグ制の検討と選手会の猛反発、ライブドア堀江貴文社長の近鉄買収への名乗り、合併反対への選手の署名運動、渡辺常雄・前巨人オーナーの電撃辞任、古田敦也選手会長の苦渋の決断によるストライキ、新球団での参入を表明した堀江社長と楽天・三木谷浩史社長のみちのく争奪戦、ソフトバンクによるホークス買収、西武鉄道・堤義明オーナーの辞任騒動…etc 日本プロ野球は、この激動の1年を「再編」というキーワードのもと乗り切ってきた。結局のところ、パ・リーグには東北楽天ゴールデンイーグルスが、プロ野球史上半世紀ぶりの新球団として誕生し、球界は2リーグ制を維持。四国には独立リーグも生まれ、アマチュア野球界が活性化するなど、日本の野球は新たな時代を迎えようとしている。だが一方で、プロ野球は、有力選手のメジャー流出、中継の視聴率低下、引き続き不安を抱える球団経営、ドラフト改革、ファンの拡大といった諸々のテーマを抱え、依然、前途多難な状況下にあるのも確かだ。

また球界の再編や選手の入出システムの問題のみならず、近年のプロ野球はボールの飛ぶ・飛ばないが争点となるなど、レギュレーションの問題も取り沙汰されている。確かに飛ぶボールの使用は、メジャーばりのホームラン量産型ゲームを披露させたが、歴史を振り返ると、日本プロ野球がもっとも高視聴率を記録していた80年代〜90年代は、むしろ若手選手の盗塁や攻守のファインプレーでファンを魅了する“スピード野球”、そして監督の采配やひらめきがゲームをダイナミックに左右する“じっくり野球”の両者が融合する時代でもあった。

フィールドの広さ自体が各球場で全く違うなど、野球には独特の、ある意味いい加減なレギュレーションが存在するが、メジャーリーグでの試合球はリーグ全体で1社限定のものを使用しているのに対し、日本の野球は1球団が複数メーカーのボールを使用することさえ認めている。2005シーズンは、戦略的に飛ばないボールを採用する球団が多く、また、五輪や国際試合への対策も加味して縫目の高いボールを使用する傾向が高い。小宮山や吉井らメジャー帰りのベテランがシェイクやカーブ系の新球開発に取り組んできた今オフ、逆にメジャー行きが囁かれる松坂はフォーク系を、上原はシュート系の新球を試している。使用球の変化は、グラウンドにはもちろん、今後の日本野球の方向性にも意外と大きな影響を及ぼすかもしれない。

果たして、本当に面白いプロ野球とは何なのだろうか? そして日本のプロ野球は本当に変わったのか? 2005年シーズンは改めて球界の動向に注視すべき1年になりそうだ。

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