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金子:さて、いよいよ大晦日。プライド「男祭り 頂-ITADAKI-」ですが、小川直也vs吉田秀彦について聞かれまくりじゃないですか。
高田:多いですね。
金子:何て答えているんですか。
高田:わかんない、って答えてる(笑)。仲が悪いのは本当なんだろうけど、その根の深さは僕らじゃ想像できないものがあるようだね。
金子:それは大学時代からの因縁…。
高田:10数年に及んでいる。同じ写真にすら一緒に収まることがないだろうと言われていたのが、真剣勝負のリングの上で戦うわけだからね。誰もが考えたけど、マッチメイクするときに最初に消されるカードだった。この対戦は無理だろうと。それが写真に収まるどころか、対戦が実現しちゃった。
金子:実現までに相当の難航があった。
高田:小さなアクションをいれると数年前から。でもダメなものは10年かけても口説き落とせない。ましてこれだけ因縁が深けりゃ。理屈じゃ考えられない、何か別の力が作用したとしか思えない。プライドの、大晦日のリングという求心力があったかもしれないけど、それにしてもこの2人に関しては実現できるとは、誰も想像しなかった。現在のこの2人の情報が入ってきているんですけどね。おそらく大晦日は、勝ちにいくか、潰しにいくかという試合になると思いますよ。激しい試合は他にヒョードルやシウバの試合のような試合もありますが。ところがこの試合に関しては過去の因縁、同じ日本人、トップアスリート、共に知名度のある人気選手と、感情移入する要素がたくさんあって、パンチ一発まで拳ひとつまで因縁が込められた試合になるにちがいない。
金子:本当、今から(視聴率が)もう紅白を超えるんじゃないかといわれていますけど。
高田:DSEの榊原代表は50%を超えるなんて大それたことを言っていましたが、この試合に関して言えば50%は難しいとしても相当の数字になる可能性はある。
金子:男祭り、プライドが認知されて、時代は完全に変わった。
高田:こんな表現がいいかどうかわからないけど、全盛期の紅白というのは、出ることでその年の活躍を評価され、また次の一年を注目されるものだった。格闘家にとってプライドの大晦日は、そういうステージ、そういう存在になっていると思う。
金子:小川vs吉田の他のカードとなると、五味選手vs桜井マッハ速人戦でしょうか。
高田:小川と吉田は、自然とスポットライトを浴びるけど、私が何としても観て欲しいのは五味隆典と桜井マッハ速人ですね。五味がこの2年間「武士道」のなかで戦ってきた生き様とか、2人のファイターとしての高いレベル。そして73キロというのは全人類の平均的な体重でしょ。この階級で、日本人初の人類最強のタイトル。これまでプライドにはトーナメント覇者も含めて日本人チャンピオンは存在しなかった。
それに、このカードは9月の時点ですでに決まっていたわけですけど、その後に続々と強力なカードが発表されるなかでね。彼らの心理は、もちろん戦うのは対戦相手だけど、自分たちのカード以外の他の試合に対するいい意味での嫉妬心が沸き起こっていると思うんですよ。俺たちを観ろ!俺たちの試合が一番スゴイぞ、と。モチベーションを高める材料になっている。
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