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ロシアの妖精、マリア・シャラポワ。彼女は今や世界で最も有名なアスリートの一人だ。ファッションモデルもつとめる抜群のルックスと一昨年世界ランキング1位になった実力は、世界のテニスを一変させた。ウィリアムズ姉妹に代表されるパワーテニス全盛の時代が終焉、テニス離れが進んでいた世界の目をもう一度引き戻したのだ。日本でも、彼女が四大タイトル初制覇を果たした2004年のウインブルドンは、深夜の放送でありながら多くのファンが釘付けになり話題を独占した。その後もそのフィーバーぶりはおさまることを知らない。

マリア・シャラポワは1987年にロシアに生まれた。4歳からテニスを始め、彼女の類まれなテニスの才能を伸ばすために父親と共に7歳で渡米し、フロリダでトレーニングを積んだ。14歳でプロテニス選手としてデビューし、15歳でプロ初勝利をあげた。日本で行われたITF群馬大会だ。その翌年、またしても日本でのプレーが実を結ぶ。2003年AIGジャパン・オープンでシングルスとダブルスの両方で優勝。このWTAツアー初優勝がシャラポワブレイクのきっかけとなった。容姿と実力を兼ね備えた新プリンセスの誕生のニュースは写真入りで世界中を駆け巡った。シャラポワ時代の幕開けである。
そして2004年、17歳になった彼女はウィンブルドンで優勝した。史上二番目の若さで世界でも最も由緒ある大会の覇者となったのである。弱冠17歳で四大トーナメントに優勝したシャラポワの快進撃は続く。2005年2月に行われた東レ パン・パシフィック・テニスで幸先良く優勝。ウィンブルドンでは準決勝でヴィーナス・ウィリアムズに破れ連覇はならなかったものの、8月にはロシア人プレーヤーとしては初の世界ランキング1位となった。更に昨年は四大トーナメントの一つ全米オープンに優勝し、二つめのビッグタイトルを手に入れた。
昨年4月で19歳になり持ち前の力強さに加え安定感が増し、今年こそ四大トーナメント制覇、グランドスラムが視野に入ってきた。そのシャラポワが1月27日から始まる東レ パン・パシフィック・テニスに出場するために来日する。3年連続して出場するこの大会だが、一昨年に続いて連覇を期して臨んだ昨年の大会では、決勝戦で復活を遂げたばかりのかつての元女王マルチナ・ヒンギスに3-6、1-6で完敗を喫した。そのヒンギスも出場する今年はシャラポワにとって1年前の借りを返す大会となる。
昨年のリベンジを果たすべく出場する東レ パン・パシフィック・テニス。そして熱戦が予想されるWTAツアー。大人になったテニス界の妖精、シャラポワに今年も注目だ。
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