ヴァレンチーノ・ロッシ28歳。彼は1996年に19歳で125ccクラスに登場して以来、11年間で既に7度のワールドチャンピオンに輝き、現代最速のライダーの異名をほしいままにしてきた。
1996年、アプリリアのマシンに乗ってロードレース世界選手権デビュー。この年こそ1勝に終わったロッシだったが、その翌年は堂々11勝をあげ初のチャンピオンとなって、翌年以降への大きな足がかりをつかんだ。翌1999年はクラスを250ccに上げ、再度チャレンジャーの立場になったが、早速シリーズポイントで2位、更に翌年2000年は原田哲也、ロリス・カピロッシら名だたるライダー達を抑えて、2度目のチャンピオンになった。
そしてロッシのステージはトップカテゴリー500ccに。と同時に彼はホンダに移籍した。
この時ホンダが用意したエンジニアが、ワイン・ガードナー、マイケル・ドゥーハンら数々のチャンピオンを送り出してきた名エンジニア、ジェレー・バージェスだった。彼の存在がロッシにホンダ入りを決めさせたと言われ、その後一時代を築くことになる出会いがあったにも関わらず、この年のロッシは慣れないホンダマシンの扱いに手こずりシーズン中盤になってようやく初勝利。
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