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そして彼らに箱根での目標も話してもらった。
「最初で最後の箱根なのでしっかり走って、シード権という置き土産を後輩に残して卒業していきたいです」(田部)
「初めてチームとして箱根を走るので、たすきを繋ぐ重みを皆で体験することが目標です」(清水)
「3年ぶりの出場で失うものは何もないので、ガンガン攻めて、悔いの無い走りをしたいと思っています」(馬場)
この選手たちを指導する中野監督は「今年のチームの特徴を敢えて言うなら平凡なところです。特に際立った選手がいないけれども全員の力と精神力でここまで来てくれました」と話している。
では監督の箱根本番の目標は?
「目標は、今はシード権ということにしておきましょう。でも箱根は一つの“武器”を持てば出場したどの大学でも十分上位に食い込むことが可能です。私も箱根に行く以上素手で向かうつもりはありません。正月までの残りの時間で、この“武器”を手に入れるのが私の仕事です。そうすれば…」と優しい表情の中に鋭い眼光を放った。
全員で育んだ強い精神力で勝ち取った箱根の舞台。その確固たる団結力と一人ひとりが持つ強い意思で10人がたすきを繋ぐ帝京大学。このチームが中野監督が語る武器を手に入れた時、来年の正月の箱根路に帝京旋風が吹き荒れるかもしれない。 |
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