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12月2日、今シーズンの男子ゴルフツアーの最終戦「ゴルフ日本シリーズJTカップ」の最終日が行われ、2位になった谷口徹が今シーズンの賞金王を決めた。だが今年の男子プロツアーの優勝者26人だけが出場するこのトーナメントで、ギャラリーやメディアの注目を最も集めたのは、このトーナメントの大会新記録のスコアで優勝したブレンダン・ジョーンズでも、賞金王になった谷口徹でもなかった。5月のマンシングウェア・KSBカップに優勝しいきなり脚光を浴びた“ハニカミ王子”こと石川遼だった。正真正銘トッププロばかりが顔を揃えるこの大会にアマチュアの選手が出場することは異例だったし、それが若干16歳であったことは快挙だった。
15歳254日という日本プロツアー最年少記録で優勝し、高校1年生の彼の周囲の環境は変わった。常にメディアに注目され、彼の出場するトーナメントはプロ、アマ問わずたくさんのギャラリーで賑わうようになった。結局今シーズンは、アマチュアながら優勝したマンシングウェア・KSBカップをはじめ8つのトーナメントに出場したが、その後は優勝に絡むことはなかった。アマチュアの石川は実際には賞金は受け取れないが、彼が賞金を受け取ったとするとその賞金総額はおよそ2488万円になり、今シーズンの38位に相当する。年間シード権を得ることができる70位以内を十分に確保できる成績だったのだ。
最終戦となった優勝者ばかりが出場するJTカップでも初日69で回り3位でスタート。よもやの期待がかかり大会を盛り上げた。結局2日74で21位に大きく後退。さらに3日目も73で24位タイに終わった。だがその最終日でも、大会中の3日間、顔を揃えたトッププロが誰もバーディを出していない18番ボールで、石川がただ1人バーディフィニッシュ。満面の笑顔で大会を終えた。
プロツアーのトーナメント優勝後、1年以内にプロ宣言をすればプロテストが免除されるため、石川のプロ転向が注目されてきた。早い段階でのプロ転向に消極的だと伝えられていた父・勝美さんも、終盤の成績を見て息子の活躍に自信を持った発言をしている。あとは石川本人だが、来年3月からのジュニア選手権出場を希望しているため、プロ宣言をするとすればその大会以降の可能性が高い。いずれにしても男子プロゴルフツアーには、来年も“ハニカミ王子”旋風が吹き荒れることだろう。 |
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