 |
4月のマスターズ直後に膝の出術をしたタイガーはこの大会にぶっつけ本番で臨んだ。のちに医師からのリハビリの指導を無視していたために、すねを疲労骨折していたことを明らかにしたタイガーは、日常では普通に歩くことすらままならず医師からは安静を指示されるほどだった。それはタイガーの様子に周囲からは4日間のトーナメントを最後までプレーすることも難しいと言われていた。
 |
その周囲の予想通り、初日はタイガーらしいプレーが見られず1オーバー19位でスタートした。ラウンド中も何度となく顔をしかめる様子が世界に伝えられた。やはり駄目か。誰もがそう思っていた。だがタイガー自身はそう思わなかったのだ。2日目に3つスコアを伸ばし2位に浮上。更に奇跡が起こったのは3日目だった。13番ホールでイーグルパットを沈めると、17番ホールではチップイン・バーディ。そして18番ホールでは2オンに成功し、ロングパットを沈めてイーグルフィニッシュ。3アンダーでトップに立ったのだ。
 |
そして最終日単独トップでスタートしたタイガーだったが3ボギー、1ダブルボギーを叩いてスコアを落とし、ロッコ・ミーディエートの先行を許す。だが1打差で迎えた18番ホールで渾身のバーディパットを決めミーディエートに追いつき、勝負の行方は翌日のプレーオフに持ち越された。
 |
プレーオフの相手となったミーディエートは長年腰痛に苦しめられ続け、2年前のマスターズでは最終日トップに立ちながら激痛に見舞われ、タイガーに優勝を譲った。この日先にホールアウトし、モニターでタイガーのプレーを見ていたミーディエートも、タイガーのプレーを拍手で迎えた。
|
|
 |
翌日18ホール制で行われたプレーオフでも一時は先行を許したタイガーが18ホールに追い付き、サドンデスとなった1ホール目にミーディエートのミスパットで、5日間91ホールに渡る激闘に勝負がついた。
 |
1996年にプロデビューしたタイガーは、瞬く間に世界一に登り詰めた。デビューの翌年、4月に初めてのメジャータイトル、マスターズを制すると2ヵ月後の6月には世界ランキング1位となった。その後も勝利を重ね世界のプロゴルフ界を牽引し続けてきた。2006年にはPGAツアー50勝、さらにメジャー12勝をあげて歴代2位になった。昨年から導入されたフェデックスランキングはタイガーに不利だという声もあったが、結果はタイガーが圧勝し初代王者になった。プライベートでは、2006年5月にタイガーをゴルフ界に導いた最愛の父アール氏を亡くし一時的に調子を落としたが見事復活。昨年6月には長女が誕生。この大会でももうすぐ1歳の長女を抱いて勝利を喜んだ。
 |
6月24日に行われた手術は成功し、今シーズンの残りの試合への出場は無理なものの、来年以降のプレーには支障はないという。今度こそ万全の状態で復帰し、強いタイガー・ウッズの復活を世界が待ち望んでいる。 4月のマスターズ直後に膝の出術をしたタイガーはこの大会にぶっつけ本番で臨んだ。のちに医師からのリハビリの指導を無視していたために、すねを疲労骨折していたことを明らかにしたタイガーは、日常では普通に歩くことすらままならず医師からは安静を指示されるほどだった。それはタイガーの様子に周囲からは4日間のトーナメントを最後までプレーすることも難しいと言われていた。
 |
|
 |