近い将来、この世代がF1を牽引していることは間違いない。その時に中嶋がハミルトンと肩を並べるような存在になっているか? 彼の飛躍に期待しよう! 日本最初のF1ドライバー中嶋悟の長男、中嶋一貴にF1のシートが初めて巡ってきたのは、昨シーズンの最終戦だった。F1の登竜門となったヨーロッパ国際レース“GP2”にエントリーしながら、名門ウイリアムズ・トヨタのテストドライバーを務めていた中嶋は、シーズン終了を待たずに引退したブルツに代わってブラジルグランプリに出場した。このレースで10位完走を果たした中嶋に、今年のレギュラーシートが巡ってきたのだ。
その開幕戦のバーレーングランプリでいきなりの6位入賞。だがその後の中嶋は完走するのが精一杯で、なかなか順位を上げることができずにいた。それでも3度の入賞を果たしポイントを重ねていっている。中嶋はこうした自らの結果を振り返り、予想外にいい結果だと語っている。世界最高峰での自らの戦いを謙虚に受け止めている中嶋の姿が見える。
その中嶋を取り囲むライバルたちに彼と同年代は多い。チームメイトのニコ・ロズベルグも中嶋と同じ23歳。彼もまたF1ドライバー、ケケ・ロズベルグを父に持つ。開幕戦で3位表彰台を獲得したものの、その後は中嶋同様上位を臨めずにいる。また今シーズンからルノーに乗るネルソン・ピケ・ジュニアも中嶋と同じ年齢。世界チャンピオンを父に持つ彼は7月ドイツグランプリで2位表彰台に登り、中嶋を一歩リードした形だ。そして、昨シーズン、ルーキーながら最後までワールドチャンピオン争いを繰り広げ、今年もポイントリーダーのルイス・ハミルトン(マクラーレン・メルセデス)も、中嶋と同じ23歳。中嶋にとって強力なライバルであると同時に、既に目標となる存在となっている。
近い将来、この世代がF1を牽引していることは間違いない。その時に中嶋がハミルトンと肩を並べるような存在になっているか? 彼の飛躍に期待しよう!
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