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今年2月に行われたスノーボード・ワールドカップ郡上大会ハーフパイプを制したのは、当時17歳だった藤田一海だった。初優勝を振り返り「1本目はコケてしまい、2本目はラストでおもいっきり行くしかないと思ってやりました」と土壇場での開き直りがワールドカップ出場2戦目の快挙へと繋がった。
さらに3月にバルマレンコ(イタリア)で行われた20歳以下で競うスノーボードジュニア世界選手権大会で銀メダル獲得。今年9月にニュージーランドで開幕した今シーズンのワールドカップ第1戦で「海外のワールドカップには初挑戦で、また違った緊張感がありました」と硬さがあったものの、4位と手応えを掴むまでに至った。
スノーボードを小学校6年生から始めて6年目の2006年にプロライセンスを取得。順風満帆に歩んでいた藤田の成長を一気に加速させる出来事が起こった。それは昨年出場した「X‐TRAIL JAM」で得た経験だった。
2日間で約7万人の観衆が来場する世界最大級のスノーボードコンテスト…。東京ドームの天井に突き刺さるように、そびえ立つ巨大ジャンプ台「BIG-X」を舞台に、世界トップクラスのライダー達が互いの技と己のイマジネーション、肉体の限界に挑む国際大会である。この大会で、若干17歳(当時)の藤田は大胆に滑り、自信に満ち溢れたジャンプと技を堂々と披露した。
「最初は緊張しましたけど、やっているうちに楽しくなり絶対に負けたくない気持ちになりました。あれだけ多くの人がいて、もう普通の大会では緊張しなくなりました。凄く刺激になりました」 |