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「ぼくらが幸せじゃないと人が勝手に言いふらすのは止められない。事実がまったく逆だとしてもね」ユーロの“悪夢”を振り払い、日本で英気をたっぷり養って(?)からというもの、ベッカムは公私ともに絶好調。まずは、対ウクライナの代表フレンドリーマッチで先制ゴールを決めて完勝(3対0)に導いた。珍しくも、ジョン・テリーのクロスに飛び込むという普段とは逆のパターンは、心身ともに吹っ切れたことを身をもって宣言したようなものだ。
続いて今度こそ、十八番のクロスでオーウェンのゴールを演出。いや、それだけではない。一連の代表やレアルの試合で磨き上げてきた中盤センターのやや引いたポジションワークは、このゲームを通じてほぼすきひとつない見事なものだった。いまだに“その点”に疑問をさしはさむ(つまり、ベッカムは右ワイドでしか輝かないと切り捨てる)偉そうな方々は、それでも「一試合だけで何がわかる」と頑固に言い続けるのだろうか。 |