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デイヴィッド・ベッカム通信

「ぼくらが幸せじゃないと人が勝手に言いふらすのは止められない。事実がまったく逆だとしてもね」ユーロの“悪夢”を振り払い、日本で英気をたっぷり養って(?)からというもの、ベッカムは公私ともに絶好調。まずは、対ウクライナの代表フレンドリーマッチで先制ゴールを決めて完勝(3対0)に導いた。珍しくも、ジョン・テリーのクロスに飛び込むという普段とは逆のパターンは、心身ともに吹っ切れたことを身をもって宣言したようなものだ。
続いて今度こそ、十八番のクロスでオーウェンのゴールを演出。いや、それだけではない。一連の代表やレアルの試合で磨き上げてきた中盤センターのやや引いたポジションワークは、このゲームを通じてほぼすきひとつない見事なものだった。いまだに“その点”に疑問をさしはさむ(つまり、ベッカムは右ワイドでしか輝かないと切り捨てる)偉そうな方々は、それでも「一試合だけで何がわかる」と頑固に言い続けるのだろうか。

8月23日の某インタビューで、彼は冒頭のように切り出してから“この1年間”を振り返っている。
「(レアルに来てからの)半年間は、ピッチ内外ですべてがうまくいっていた。ヴィクトリアがマドリードに居つけなかったのはブルックリンの学校のせいというだけで、週末や学校が休みのときは必ずロンドンから飛んできた。ピッチでもぼくのキャリアで最高の部類に入るプレーができていたと思う」そこに水を差したのが例の浮気騒動だったわけだ。今から思えば、あれはいまだにベッカムをやっかむしか能がない可哀そうな誰かたちの“悪意”だったとしか考えられない。

「それももう大丈夫。ブルックリンの学校も決まったし、家族そろってマドリードに住めることになった。ぼくにとって何よりも大切なことは、家族がみんな幸せに暮らすことだから。その上で初めてぼくはフットボールに集中することができる」

そして、そんな“ハッピーファミリー”に、輪をかけるような嬉しいニュース!『デイリーメイル』紙によると、ヴィクトリアに新たな妊娠の兆候があることがわかったという。「当初デイヴィッドは(第三子誕生が“修復”のカギになることに)半信半疑だったらしいが、ヴィクトリア夫人は“欲しいものがあれば絶対に逃さない”。この夫婦が元通りにうまくいっている何よりの証拠だろう」とタブロイド誌もいつになく“やさしい”。

ただし、ヴィクトリアはあの浮気騒動とロンドン-マドリード間の度重なる移動を含む旺盛なタレント活動で、心身ともに相当に消耗したらしく体重が激減。担当婦人科医はこのままでは順調な出産を迎えるのはむずかしいと警告を発している。意思曰く「ストレスだけは絶対に禁物」。考えようによれば、前記のベッカムのコメントは誰よりも愛妻に向けたメッセージそれも今まで以上に気遣う気持ちを表したものともとれるだろう。
ベッカムはインタビューをこんな風に締めくくっている。

デイヴィッド・ベッカム 「スペイン語は少しは話せるようになった。でもぼくにはむずかしくて。まだまだ習うことが多い」
レアル移籍で宙に浮くと見られていたヴォーダフォンとの広告契約も1年間延長されることも発表された。追加契約金はないとのことだが、ベッカムは引き続きヴォーダフォンの広告映像やスクリーンセイヴァーなどに登場する予定。これに先だってアディダスとの契約も延長。これで、ベッカムとドイツの巨大スポーツマニュファクチュラーとの蜜月は、1995年の初契約以来2度目の更新によって少なくとも2008年まで安泰となった。

ジレット社との3年契約も始まったばかり。ベッカムは最新鋭バッテリーパワー駆動シェイバーの“顔”である。その他、ブリルクリーム(ヘアクリーム)、ポリス(サングラス)、ペプシ、マークス&スペンサー(デパート)との契約ももちろん続行中。

ちょっと“ひねった”ところでは、英国女性の間で「最もセクシーな男」としてベッカムの向こうを張るシンガー、ロビー・ウィリアムズが“屈折した”「ベッカム崇拝」を吐露した。

ウィリアムズはかねてより変わり行くベッカムのヘアスタイルが気になってしかたがないらしく、ベッカムがロングヘアに変身したときなど「オレはあいつより一歩早く髪を伸ばし始めたんだ」とライバル意識をむき出しにしたほど。ところが、気がつくと「自分には似合わない」とばっさり切り捨てたという。「あいつはすごい。名声の扱い方を心得てる。憎たらしいくらいにね」そして、友人のパツィー・ケンジット(元エイス・ワンダー)から「デイヴィッドがあなたからの電話を待ってるって」と聞いて、英国ナンバー1シンガーはこうのたまわったのだ。

「おれはあいつに電話しない。怖いんだ。あいつもおれに電話しない。怖いはずだって」しかし、少なくともベッカムのそばには今や、オーウェン、ウッドゲイトという、心強い仲間であり、世話をやく楽しみを与えてくれる“後輩”がいるから、ウィリアムズが何を言おうが関わっている暇などあるない。そして何よりも、リーガ開幕!

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