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稲本リポート こ004年10月9日に行われた2006年ワールドカップ・ヨーロッパ予選、イングランド対ウェールズ戦終了後に、デイヴィッド・ベッカムが“告白”した内容は、その後大きな論議を呼んだ。「イエローカードをもらうために、わざと“そういう”ファールを犯した」。

事情を振り返ってみよう。まずは伏線。80分、ウェールズ陣内で中途半端なバックパスを見咎めたベッカムは、あわててボールを処理しようとした敵の左サイドバック、ベン・サッチャーに向かってチャレンジ、激しく衝突した。判定はベッカムのファールだったが、彼はしばらくその場にうずくまって動かない。

リプレーで見ると、確かにジャンプしたベッカムの左胸にサッチャーの右ひじが入っている。この時点でベッカムは、肋骨のどこかを傷めたと自覚した。マンチェスター・ユナイテッド時代に同じ経験をしていたからだ。

直後の82分、ベッカムはその前後から歩いては立ち止まって上体を前に折る仕種を繰り返していたが、ボールがサッチャーに渡ったのを見るやいきなり走り寄ってハーフジャンプの体当たりを仕掛けた。ベッカムにイエローが出され、数分後に彼は交代退場・・・・。そして、普通なら先の衝突とその結果に基づくサッチャーへの報復とみなされてもおかしくない行為について、ベッカムはこう説明したのだ。
ベッカム

「4日後のアゼルバイジャン戦出場は無理だと判断し、どうせ欠場するなら通算2枚目のイエローをここで“稼いで”おいて帳消しにしようと考えた」。つまり、アゼルバイジャン戦を出場停止処分対象の試合にしてしまえば一石二鳥じゃないか。と。
数日後、この件を重くとらえたFIFA会長、ブラッター氏は遺憾の意を表明し、FA(イングランド・フットボール協会)に「何らかの対応」を求めたが、結局FAは「事実確認不能」としてお咎め無しの結論を出している。


こ
結果発表

グラフ 納得はできるが、スポーツマンとしては恥ずべき行為だ。
そう思う気持ちは分かるが、スポーツをしている人間としてはしてはいけない事だと思う。(Pさん)
許す。プロとしてキャプテンとして当然の行為だ。
ルールに反しているわけじゃないし、いいと思う。計算も必要では?(asaさん)
納得はできないが、プロとしては正しい行為だ。
納得するべきじゃないけど、そうじゃなきゃプロでなんかやっていけないんじゃないかなぁ。これを「絶対に許せない」という人はプロ選手にはなれない気がする。(ごろにゃんさん)
絶対に許せない。フェアではない。
名選手とは言っても、スポーツマンとして恥ずべき行為で有る。許されべきものではない。(aky一太郎さん)
2月に再開される予選マッチに万全の状態で出場するために、ベッカムはあの行動に出た。彼にはキャプテンというプライドと重責を最大限に果たす義務がある。しかし、プロのサッカー選手として、いや一人のスポーツマンとして資質を問われてしまう行為でもあった。

投票結果を見ると「納得はできるが、スポーツマンとしては恥ずべき行為だ。」という意見が半数を占めている。ベッカムが犯した最大のミスは、それをあえて口にしたことではないだろうか。そんなベッカムだからこそ愛され続けるのかもしれない。(Spopre.com編集部)

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