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ールドカップ・ヨーロッパ最終予選でイタリアはグループ5の首位をひた走っている。3月26日に行われたスコットランド戦では2−0で快勝。現在までイタリアは5戦4勝1敗で勝ち点12。2位のノルウェーとスロベニアに4点の差をつけている。この最終予選、トッティは3試合に出場、2得点を挙げている。われらが王子様はローマがセリエAのリーグ戦ではいまいち調子に乗れずにいるだけに、代表にかける意気込みは並大抵ではない。ローマは04〜05シーズンになって監督が3人交代。また、バルディーニ・ゼネラルマネージャーが辞任し、チームのみならず、フロントの状態が非常に悪い。いやな噂だが、今シーズン後にローマのチームの主力である王子様トッティをはじめとして、カッサーノなどを放出して、チームを若返らせようという計画があるという。チーム状態が良くないときに、よくあることとはいえ、トッティはローマの叩き上げであり、まさにローマの象徴なのだ。その彼が移籍だとは考えにくい。きっとファンも黙ってはいないだろう。子供時代、ローマのジュゼッペ・ジャンニーニ、そして現インテル監督である、ロベルト・マンチーニに大きな憧れを持って、彼らを目標として育ってきただけに、その心中は穏やかではないはずだ。しかし、移籍に関して、非常に興味深い発言もある。「例え、移籍するとしてもローマと戦うのは本意じゃない。だから、イタリアのチームはないだろうね。頭の中にあるとしたらリーガのレアルマドリーかな」というもの。来シーズンはベッカムやロナウドと一緒にプレーしていたりして…。ファンの皆さんはこれをどう受け止める?さて、イタリア代表としてのトッティのお話に戻ろう。1998年10月10日にスイス戦で代表デビューを果たし、その後、代表メンバーに定着。初ゴールは2000年4月26日のポルトガル戦で挙げた。しかし、トッティの代表としてのキャリアはまさに波乱万丈。いくつかの事件を起こすとともに、常に話題の中心にいることとなる。1999年3月31日にはベラルーシ戦で当時のイタリア代表監督だったディノ・ゾフによって途中交代させられたトッティはその理由が納得いかないと怒り、試合終了を待たずにスタジアムを去ってしまった。この事件により、監督との確執が生まれ、メディアより批判を受けた。また、2002年日韓共催ワールドカップの決勝トーナメント1回戦で韓国と対戦。ゴール間際でシミュレーションの反則を取られ、一発退場処分を受け、まさに戦犯として、イタリアに帰国した後も批判を浴びた。そして、極めつけ! 記憶に新しいあの「つば吐き事件」。2004年ヨーロッパ選手権、デンマーク戦でデンマーク代表のポウルセンにつばを吐きかけ、これまた一発退場。このときは「自分でもどうしてあんなことをしてしまったのかわからなかった」と後に振り返っていたほど、自分でもショックを受け、代表選手からの引退を考えたほどだった。まさに大事なところで、悪ガキ振りが出てしまい、栄光をフイにしてきてしまったトッティ。しかし、次、つまり2006年ドイツワールドカップは違う。その出場権をあと一歩で手にすることができるといってもいい現在、「メンタル面でも大きく成長した」と本人も語っているとおり、過去の忌まわしい失敗は二度と繰り返さないはずだ。イタリアの次の戦いは6月4日のノルウェー戦。イタリアにとってアウェイでの戦い。グループ5の2位につけているノルウェーだけに侮れないが、この試合に勝利すれば、本戦出場は決定的となるだろう。そして、トッティが目指すのはワールドカップ優勝という究極の目標。おそらく、これが達成できたら、もう望むものはないだろう。次号はいよいよ、トッティの独占インタヴュー。お楽しみに! |
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